ヒヨコ初めての方向け紹介文:①ガイドのグレイさんと私(2018年1月13日up、2023年4月22日追記)
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仕様変更でマイページが見えなくなり、アメブロ全般から遠のいてます。

でも、直接、管理ページに入れば更新はできる…

 

▼事情説明

 

 

 

アメブロの代わりに、下記の3コンテンツが稼働中。

 

 

 

 

 

カクヨムにて、

歴史家たちのポジショントーク:

暗君か名君か、矛盾だらけのシャルル七世

を新規投稿しました。

 

 

  • あらすじ:各時代の歴史書に書かれている「フランス王シャルル七世」の評価が乱高下しすぎで面白かったので、歴史家たちのポジショントークの移り変わりをまとめました。

 

 

アメブロは後回しになりがちですが

一応、毎日1〜2回更新を続けています…

 

 

 

紹介を兼ねて、最近の更新分から一部引用します。

 

 

 ベンヤミン・ジェラールとジュール・キシェラは、19世紀を代表する歴史学者で、フランス国立古文書学校(École des chartes)の理事を務めている。この矛盾だらけのテーマ——シャルル七世について、二人の碩学はどう見ているだろう。

 銀行員から歴史学者に転向したジェラールは、修道院が所蔵する膨大かつ貴重な古文書をいくつも刊行し、多くの歴史家たちが彼の仕事の恩恵にあずかっている。9世紀の住民台帳『ポリプティク・イルミノン(Polyptique d’lrminon)』を整理したまじめな編集者は、シャルル七世について次のように語っている。

 

————————————
 シャルル七世の治世下で、王権は至るところに浸透し、勝利を収めた。

 現代の歴史家はこの王子に高い評価を与えていないが、権力の二大基盤である財政と武器は、シャルル七世の時代に「公的な税制」と「常備軍の創設」によって確実に保証されるようになった……。

 フランスには多額の歳入があり、すべてのニーズを満たすために十分な財政組織があった。

 また、シャルル七世は、攻撃も防衛もいつでも対応できる常備軍を持つことで、古い封建制を終わらせ、武装兵は恒久的な仕事と固定給を手に入れることができた。

 

19世紀半ば(6)アカデミーの歴史家——ジェラール、キシェラ引用)

 

 

ここで言う「現代の歴史家」は19世紀半ばですが

 

170年以上経過した21世紀現在のシャルル七世評も

それほど変わってない(高い評価を与えていない)のが

残念すぎる…

 

シャルルさんが好きなフォロワーさんも

ぜひ布教してほしい…チューラブラブ

 

 

 

 

そして、後半のキシェラ

 

シャルル七世に対して

辛口(原文を直訳すると「敵意がある」)なことで

よく知られているらしいのですがガーン

 

 

 シャルル七世は、王位を向上させた数少ない王子の一人である。

 しかし、治世の初めは、のちに示すような美徳を備えていなかった。なぜなら、彼は美徳の芽を持ってはいたものの、生まれながらの欠点、特に生い立ちからくる悪影響によって、その美徳を損なってしまったからである。

 

------(中略)------

 

 このことが、自分自身に対する大きな不信感と、自分の名のもとに行われた犯罪の恐怖と相まって、

シャルル七世は君主として適性があるにもかかわらず無気力になり、頭の良さにもかかわらず状況を理解しようとせず、優しい性格にもかかわらず陰険で頑固になってしまった。

 

19世紀半ば(6)アカデミーの歴史家——ジェラール、キシェラ引用)

 

 

 

  • 君主として適正があるのに無気力
  • 頭がいいのに状況を理解しようとしない
  • 優しい性格なのに陰険で頑固

 

 

褒めているのか貶しているのかわからないな笑い泣き

 

ただのバカではないけれど、名君だったと言い切れない。

屈折したキャラクターの複雑な内面が浮き彫りになってきますね。

 

矛盾しているのは「歴史家の評価」だけじゃない。

シャルル七世自身が「矛盾した人格」を備えている。

 

そんな印象真顔

 

 

 

 

 

 

 

 

続きはカクヨムにて。

 

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▼歴史家たちのポジショントーク:暗君か名君か、矛盾だらけのシャルル七世

 

 

 

 

 

 

\ここから下は自著の紹介ニコニコ

 

 

  自著など

 

 

📕最新作:アレクサンドル・デュマの未邦訳戯曲『シャルル七世とその重臣たち』

全五幕の歴史・悲劇を翻訳。現在、カクヨムで公開中。

 

 

 

 

📕新刊:十九世紀の異端科学者はかく語る: ダーウィンの愛弟子ラボックの思想と哲学

ジョン・ラボックのエッセイ『The Pleasures of Life』第一部を書籍化。
訳者・序文で「ダーウィンとラボックの師弟関係」を書き下ろし。

 

 

 

 

 

📕既刊:神がかりのジャンヌ・ダルクと悪魔憑きのトリスタン・ル・ルー

2022年10月21日、シャルル七世即位600周年記念に書籍を出版。

デュマ・フィスの未邦訳小説を翻訳しました。

 

 

 

 

 

Web上で公開しているタイトル一覧


📕【少年期編・完結】7番目のシャルル、狂った王国にうまれて 〜百年戦争に勝利したフランス王は少年時代を回顧する〜(表紙絵あり)

小説家になろうカクヨムアルファポリス

 

 

📕【青年期編】7番目のシャルル、聖女と亡霊の声

カクヨム

 

 

📕19世紀の異端科学者はかく語る(改稿前)

序文新章「訳者の感想文」

 

 

📕神がかりのジャンヌ・ダルクと悪魔憑きのトリスタン・ル・ルー(改稿前・表紙絵あり)

カクヨムアルファポリスnote