ヒヨコ初めての方向け紹介文:①ガイドのグレイさんと私(2018年1月13日up、2023年4月22日追記)
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カクヨムにて、

歴史家たちのポジショントーク:

暗君か名君か、矛盾だらけのシャルル七世

を新規投稿しました。1日2話ペースで公開中。

 

 

  • あらすじ:各時代の歴史書に書かれている「フランス王シャルル七世」の評価が乱高下しすぎで面白かったので、歴史家たちのポジショントークの移り変わりをまとめました。

 

 

 

紹介を兼ねて、本日の更新分から一部引用します。

 

 

 逆境の中で、絶え間ない戦いを強いられ、敵からも家族からも迫害を受け、ほとんど常に反論され、もっとも残酷で絶望的な極限状態にしばしば追い込まれ、障害を克服してもまた新たな障害に遭遇し、剣を突きつけて初めて成功を収める。

 

 このような苦悩に満ちた職務が、シャルル七世の運命だった。

 長い失脚、数々の戦い、血なまぐさい勝利、統治という困難な仕事、職務に神経質な君主にとって計り知れない重荷だ。不滅の栄光を背負いながら、多くの困難と危険がシャルルの人生の泉(活力)を使い果たしてしまった。


------(中略)------

 シャルル七世は不幸を克服して、祖先の玉座を強化し、王政を復活させ、民衆を幸福にした。彼は臣民の中に、心からの感謝の念を抱いた大勢の子供たちしか見ていなかった。ここに誇張はない、フランスは彼を崇拝している……。


 私たちは、シャルル七世の偉大な資質である「勇敢さ」に価値を見出していない。歴代国王の中で勇敢だと思える者はあまりいない。戦士にはめったに見られないことだが、シャルル七世は流血が日常茶飯事でも残忍ではなかった……。

 

 彼は高慢を克服する術を心得ており、フランスでは長い間無視されてきたことだが、兵士たちに「敵とだけ戦い、同胞を尊重するように」と教えた。

 我がフランス軍の規律は、シャルル七世のおかげなのだ。


 王が、いままで誰も想像すらしなかった改革を導入した状況を思い起こせば、これらのプロジェクトが偉大な人物の業績であることに同意するだろう……。

 

 シャルル七世の英雄的な活躍は、弔辞のほんの一部にすぎない。 彼が残した足跡が賞賛され、大切にされるべきものであるとすれば、それは主に、彼が王政にもたらした知恵と優しさに対してである。

 

------(中略)------

 

 王は、欲深い家臣たちに騙されても、彼らを寵臣ではなく友人だと信じていた

 しかし、経験を経て、シャルル七世はついに幻滅し、そのとき真の王になったと言える。

 

18世紀(2)ヴィラレ神父の『フランス史』引用)

 

 

太字の部分、プラグリーの乱かなぁ。

思い当たることがいくつかある。悲しい…😢

 

 

夜の更新分からも少し。

 

 

 シャルル七世を厳しく裁こう。

 仮に、この王が大きな役割を果たさなかったにせよ、彼の統治下で起きた偉大な出来事が、彼のことを赦すだろう。

 デュノワやラ・イルなど同時代の戦士たちが、王の大義のために栄光を謳歌しているのを数年間も放ったらかしにしていたことを非難しよう。

 

------(中略)------

 

 最後に、シャルル七世の王政の栄光を決定づけたのは「税制」にある。

 税制とは、善政かどうかを測る試金石だ。

 

------(中略)------

 

 彼は壮麗さ(magnificence)を愛し、休息(repos)と快楽(plaisir)をこよなく愛した。

 私たちは、シャルル七世が偉大な王だったことに感謝すべきだ。

 彼はおそらく、幸福なただの人(私人)でありたいと望んでいただろうから。

 

18世紀(3)フランス革命時代「君主として、個人として」引用)

 

太字の部分。

 

「公人としての君主」とは別に、

私人というか個人性というか……

そういう分析が出てきたのが興味深い。

 

フランス革命の影響なのかな。

 

 

それから、ここ…下矢印

 

彼は壮麗さ(magnificence)を愛し、

休息(repos)と快楽(plaisir)をこよなく愛した

 

もー、ラボックさんの本の内容とかぶりすぎw笑い泣き

 

 

 

 

続きはカクヨムにて。

 

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▼歴史家たちのポジショントーク:暗君か名君か、矛盾だらけのシャルル七世

 

 

 

 

 

 

\ここから下は自著の紹介ニコニコ

 

 

  自著など

 

 

📕最新作:アレクサンドル・デュマの未邦訳戯曲『シャルル七世とその重臣たち』

全五幕の歴史・悲劇を翻訳。現在、カクヨムで公開中。

 

 

 

 

📕新刊:十九世紀の異端科学者はかく語る: ダーウィンの愛弟子ラボックの思想と哲学

ジョン・ラボックのエッセイ『The Pleasures of Life』第一部を書籍化。
訳者・序文で「ダーウィンとラボックの師弟関係」を書き下ろし。

 

 

 

 

 

📕既刊:神がかりのジャンヌ・ダルクと悪魔憑きのトリスタン・ル・ルー

2022年10月21日、シャルル七世即位600周年記念に書籍を出版。

デュマ・フィスの未邦訳小説を翻訳しました。

 

 

 

 

 

Web上で公開しているタイトル一覧


📕【少年期編・完結】7番目のシャルル、狂った王国にうまれて 〜百年戦争に勝利したフランス王は少年時代を回顧する〜(表紙絵あり)

小説家になろうカクヨムアルファポリス

 

 

📕【青年期編】7番目のシャルル、聖女と亡霊の声

カクヨム

 

 

📕19世紀の異端科学者はかく語る(改稿前)

序文新章「訳者の感想文」

 

 

📕神がかりのジャンヌ・ダルクと悪魔憑きのトリスタン・ル・ルー(改稿前・表紙絵あり)

カクヨムアルファポリスnote