ヒヨコ初めての方向け紹介文:①ガイドのグレイさんと私(2018年1月13日up、2023年4月22日追記)
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アメブロ全般から遠のいてます。

 

▼事情説明

 

 

 

アメブロの代わりに、下記の3コンテンツが稼働中です

 

 

 

 

 

少し前に予告していたこちら。

 

 

 

 

 

 

 

カクヨムにて、

歴史家たちのポジショントーク:

暗君か名君か、矛盾だらけのシャルル七世

を新規投稿しました。

 

一挙に3話分を公開中!

 

各時代の歴史書に書かれている

「フランス王シャルル七世」の評価が

乱高下しすぎで面白かったので

 

歴史家たちのポジショントークの

移り変わりをまとめました。

 

ちなみに、執筆時点(2024年)で

即位602年、没後563年になります。

 

 

紹介を兼ねて、

初回「暗君か名君か、矛盾だらけのシャルル七世

から引用します。

 

 

 ある学者の言葉を借りれば、「歴史家には崇高な特権」がある。

 特定の時代・人物について、数百年におよぶ悪意や誤解、それによって下された偏見という判決を、壮大な再審査のプロセスを経て、断ち切る能力を持つという意味だ。

 

 シャルル七世ほど、歴史家によって矛盾した評価をされている王はいない。

 

 ある人は「快楽(plaisirs)におぼれ、弱々しく、のんきで、利己的で、元気のない哀れな王子」というが、勝利王という二つ名を認めている別の人は「傑出した資質を備え、勇気があり、忍耐強く、王政の真の救世主」だという。

 

 しかし、もっとも広く受け入れられている一般論によれば、「シャルル七世には人格がなく、個人的な価値もない」

 

------(中略)------

 

 シャルル七世の控訴(再審査)を認めずに、断罪する(有罪判決を受ける)には、もっと多くの証言が必要だろうか。

 

快楽(plaisirs)に耽る亡国の王」

「義務を忘れて、怠惰でありながら復権した王」

 

 シャルル七世は、後世の人々の目にはこのように映った。

 

 

 

快楽(plaisirs)を強調しているのは理由がありまして…

 

シャルル七世にまつわる記述には、

快楽におぼれる…とか、快楽に耽る…といった文言が

よく出てきます。

 

日本人の感覚としては

いかがわしい、インモラルで

退廃的なイメージが思い浮かびますが

 

原文をたどるとplaisirs」

 

アメブロで私の前世探索を見守ってきた

フォロワーさんはお気づきでしょうか。

 

ラボックさんのベストセラーになった

著書のタイトルは『The Pleasures of Life』

 

 

 

 

 

 

 

英語のPleasuresと、フランス語のPlaisirsは同じ意味です。

 

ジョン・ラボックの本を読めば一目瞭然ですが、

Pleasuresにいかがわしい意味はありません。

満ち足りた人生、幸福の追求…そういう内容です。

 

思いがけないところから、

シャルル七世とジョン・ラボックの共通点が判明して

やっぱり中身(魂)が同じだなーなんて。

 

シャルル七世の書簡は、ほとんどが公文書で

個人的な思想や考えはそれほどわかりませんが、

ラボックさんの快楽の本w と合わせて読むと

理解が深まりそう。

 

 

 

話の続きはカクヨムにて。

 

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作品の後押しになります。よろしくお願いします!

 

 

▼歴史家たちのポジショントーク:暗君か名君か、矛盾だらけのシャルル七世

 

 

 

 

 

 

 

 

 

\ここから下は自著の紹介ニコニコ

 

 

  自著など

 

 

📕最新作:アレクサンドル・デュマの未邦訳戯曲『シャルル七世とその重臣たち』

全五幕の歴史・悲劇を翻訳。現在、カクヨムで公開中。

 

 

 

 

📕新刊:十九世紀の異端科学者はかく語る: ダーウィンの愛弟子ラボックの思想と哲学

ジョン・ラボックのエッセイ『The Pleasures of Life』第一部を書籍化。
訳者・序文で「ダーウィンとラボックの師弟関係」を書き下ろし。

 

 

 

 

 

📕既刊:神がかりのジャンヌ・ダルクと悪魔憑きのトリスタン・ル・ルー

2022年10月21日、シャルル七世即位600周年記念に書籍を出版。

デュマ・フィスの未邦訳小説を翻訳しました。

 

 

 

 

 

Web上で公開しているタイトル一覧


📕【少年期編・完結】7番目のシャルル、狂った王国にうまれて 〜百年戦争に勝利したフランス王は少年時代を回顧する〜(表紙絵あり)

小説家になろうカクヨムアルファポリス

 

 

📕【青年期編】7番目のシャルル、聖女と亡霊の声

カクヨム

 

 

📕19世紀の異端科学者はかく語る(改稿前)

序文新章「訳者の感想文」

 

 

📕神がかりのジャンヌ・ダルクと悪魔憑きのトリスタン・ル・ルー(改稿前・表紙絵あり)

カクヨムアルファポリスnote