予告:
12日(金)夜9時からX(旧Twitter)で
Heleneさんとスペースやります!
先日、フランスの新首相に就任した
ガブリエル・アタル氏は
史上最年少の34歳だそうで。
フランス新首相にアタル氏 同国史上最年少 pic.twitter.com/mpnkhqbLf6
— AFPBB News (@afpbbcom) January 10, 2024
なお、ニュースでいっている「史上最年少」は
共和制以降のフランスのことを指している模様。
王政期にさかのぼって、
大統領を君主、首相をナンバー2と
するならもっと若い人物がいます。
例えば、シャルル七世時代のリッシュモンとか。
31歳で大元帥(国王に次ぐ権力を有する)に
就任しているので、共和制以前を含めれば、
この人が本当の最年少かも知れない。
肖像画の影響で、リッシュモンといえば
中年〜老年を思い浮かべがちですが。
今回のアタル新首相の画像・動画を見て、
大元帥になった時点のリッシュモンは
もっと若かったんだよな…と認識を改めました。
さらに付け加えると、
この時のシャルル七世は22歳になったばかり。
22歳の若きフランス王と
31歳の大元帥(軍事に特化した宰相ポジション、実質ナンバー2)
これほど若い組み合わせは滅多にいないでしょう。
百年戦争後半はジャンヌ・ダルクだけじゃない。
みんなももっとシャルル七世とリッシュモン主従を愛でよう
\ここから下は自著の紹介/
自著など
📕最新作:アレクサンドル・デュマの未邦訳戯曲『シャルル七世とその重臣たち』
全五幕の歴史・悲劇を翻訳。現在、カクヨムで公開中。
📕新刊:十九世紀の異端科学者はかく語る: ダーウィンの愛弟子ラボックの思想と哲学
ジョン・ラボックのエッセイ『The Pleasures of Life』第一部を書籍化。
訳者・序文で「ダーウィンとラボックの師弟関係」を書き下ろし。
📕既刊:神がかりのジャンヌ・ダルクと悪魔憑きのトリスタン・ル・ルー
2022年10月21日、シャルル七世即位600周年記念に書籍を出版。
デュマ・フィスの未邦訳小説を翻訳しました。