1月7日から始まったラボッさんのエッセイ、
本日分を更新しました。
- 序文
- #1 幸せになる義務
- #2 義務を果たす幸せ
- #3 本の賛歌
- #4 本の選び方
- 付録:19世紀の科学者が推薦する本100選
- #5 友人の祝福
- #6 時間の価値
今回のテーマは「時間の価値」
友人、本、健康、旅行の楽しみ、家庭の喜び、もしそれらを楽しむための時間がなければ、人生とは何だろうか。
よく「時は金なり」と言われるが、それ以上に、時間とは命である。
しかし、命に必死にしがみついている多くの人は、時間を無駄にすることを何とも思っていない。
やりたいことをする時間がないと嘆くのは、ただの怠け者である。
実は、人は普通、自分で選んだことのためなら時間を作ることができる。
本当に必要なのは時間ではなく意志だ。余暇の利点は、自分の仕事を選ぶ力を持つことであって、怠ける特権を与えることではない。
ラボっさん節が炸裂しています。
このエッセイ、辛辣すぎて大好きだわ!
数え切れないほどの鼓動が、多彩で味わい深い生命を与えてくれる。その中にあって、豊かな感性で見るべきものを、どうすればすべて見ることができるだろうか。どうすれば、点から点へすばやく移動し、多くの生命力が純粋なエネルギーで結合する瞬間に立ち会うことができるだろうか。
人生の成功とは、硬い宝石のようにきらめく炎で燃え続け、エクスタシー(忘我)を維持することだ。
ケア(Care)についての話は、
やさしい現代人から反発を受けるかもしれない。
ラボっさんは、エッセイ全般で何度も
自分をケアするな、他人をケアするなと語ります。
翻訳中、真意が汲めなくてずいぶん悩みました。
人生をダメにするのは仕事のせいではなく、ケア(気苦労)のせいだ。
おそらく「むやみに心配するな」という意味だと思う。
なお、の引用、原文はもっと強烈な言い方で、
人生を殺す(Kill)のは仕事のせいではなく、
自分や他人をケアしているからだ…という感じです。
まるで、弱者を切り捨てる酷薄な人に見えますが、
ラボっさんは私財を投げ打って多くの慈善事業をしていて、
公的にも色んなことをしています。聖ラボックと呼ぶ人もいるw
現代人は、癒しとかケアとか大好きだから、
信念がバキバキにぶち壊されますよね。
そもそも「#1 幸せになる義務」の時点で、
運命の犠牲者だと嘆くことを「利己的な満足」と
ばっさり断罪しているからなラボっさんは!
君は真剣なのか? 今、この瞬間から、
できることと、できると思うことを始めよう
思っているだけ、悩んでいるだけ、考えているだけ、言っているだけ…
現実で行動しない人に「君は真剣・本気なのか」と尋ねている。
*
辛辣すぎて大好きな一節をいくつか。
時間は「飛ぶ」とよく言われるが、飛ぶのは時間ではなく、時間を浪費する私たちである。
怠け者は、まさに自分自身(の人生・時間)を食い物にしている。
自分の『時間』を選択する者は、自分の『友人』を選択し、自分の『行動』を選択する。
ある人々は「退屈だ」と言う。
彼らは来るべき「より良い世界」について話すが、今ここにどんな退屈があろうと、それはすべて彼ら自身のものだ。
大地も空気も水も神秘に満ちているのに、手を伸ばしてその性質を支配しているものには触れようともしない。
自然はいつも、真剣に話し、理解し、支配し、祝福されるようにとあなたを誘っているのに、なんと鈍感なことか!
あっちへ行って、何かを学び、何かを行い、何かを理解するんだ、あなたの退屈な話をこれ以上私に聞かせないでくれ
最後のはラボっさんの言葉ではないけど、
辛辣すぎて痺れる!!
できれば全文を読んでほしいな
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