一旦、非公開にしていた
カクヨム版トリスタンをぼちぼち更新再開。
さきほど更新した
第八章〈フランス王の聖別式〉編「朗報と悲報(1)」
の文末にこぼれ話を追加しました。
題して、
シャルル七世の性格「sensuelle」について
sensuelle(センシュアル)
仏日・日仏辞書では「官能的、享楽的、色情、好色」と、
いかがわしい印象の訳語が載ってますが、
本来のニュアンスは「知的で上品な艶っぽさ、色っぽさ」
どちらかといえば褒め言葉だったという話。
歴史関係の書籍で、
シャルル七世が色情や好色と訳されているのを
ときどき見かけますが、
中世〜近世・近代の権力者で
「愛妾(側室)がひとり」というのは、
むしろ誠実な方では?と感じて、調査した結果です。
後宮、大奥、ハーレム…
古今東西にこういう文化はあるにもかかわらず、
シャルル七世が好色とされる現状に
不満と違和感がありましたが。
辞書が正確なニュアンスを伝えきれてないのと、
シャルル七世への先入観(悪印象)が重なった結果、
いかがわしい性格にされてしまったのだろうな。
よかったらリンク先の文末にあるこぼれ話を
ご一読ください。
オルレアン包囲戦完結→第八章〈フランス王の聖別式〉編。
— しんの・C・クラルテ(C.Clarté) (@shinno3) July 18, 2022
文末でシャルル七世の性格「sensuelle」こぼれ話。
29話 朗報と悲報(1)- 神がかりのジャンヌ・ダルクと悪魔憑きのトリスタン・ル・ルー(原題:Tristan le Roux/赤髪のトリスタン) - カクヨム https://t.co/0pTHv67hXx
アルファポリス版も差し替えました。
完結済みのアルファポリス版も差し替えました。
— しんの・C・クラルテ(C.Clarté) (@shinno3) July 18, 2022
【完結】神がかりのジャンヌ・ダルクと悪魔憑きのトリスタン・ル・ルー #アルファポリス https://t.co/6zJoLAB44V
以前、ある歴史系動画を見たときに、
シャルル七世に変態じみた嘲笑的な字幕がついてて
ショックを受けたことがあります。
一般化したイメージを払拭するのは簡単ではない😢
ジャンヌを見捨てた説(見捨ててない)と同様、
少しでもイメージを改善できるように、
人目に触れやすいよう、今後も取り上げていきたい。
前世探索でおなじみ、勝利王シャルル七世シャルルさんの話を小説にしました。
不遇な王と堅物主従の貴種流離譚——
【連載中】青年期編
\〜百年戦争に勝利したフランス王は600年ぶりに復活したので文句を言いたい〜/
アルファポリス版・少年期編
歴史・時代小説大賞にエントリーしました。
\読者投票の最終結果は4位でした!/