先ほど、トリスタン・ル・ルー最新話
「修道士ロワズルールの陰謀(3)」更新しました。
ついに正体を明かした邪悪な修道士とジャンヌの攻防
私は翻訳しているけど、
ひとりの読者として感想も書きたいので
書いてしまおう。
不遇な生い立ちゆえに屈折しているトリスタンが
愛に目覚めたのは微笑ましい。
その一方で、いままでやってきた悪事を思うと
ご都合主義で報われてほしくないと思う😤
だから、ジャンヌは簡単になびかないで欲しいなぁ…
などと言いつつ、暴走気味のトリスタンが
ジャンヌに覆いかぶさってぐいぐい迫るシーンに
ハラハラ💓ドキドキ😳
ジャンヌは、魂の処女性をすべて吐き出すようなすさまじい絶叫をあげた。
「どうしてジャンヌを救いたいか、これで分かっただろう! 俺はジャンヌを愛しているんだ!」
「神よ、神よ……!」
「俺はジャンヌのために、これまで仕えてきた神を否定する。神を否定することでジャンヌへの愛を証明する。本当に愛しているんだ。毎晩、自分の独房の中で、君のことを考えて馬鹿みたいに転げまわっている。それくらい愛してしまったんだ。これはジャンヌの力なのか……?」
トリスタンは少女の背中と腰に腕を回して包み込み、激しく引き寄せた。
この時点で、ジャンヌは男装解除済み。
密室の地下牢で二人きり、ベッドの上という…
大ピンチ!!
ある意味、
ジャンヌは神がかりの少女で
トリスタンは悪魔憑きの青年だから、
相反する関係なんだろうな。
*
トリスタン・ル・ルーの翻訳版。
目次リストが長くなってきたため、
最終章(-ÉPILOGUE-)から載せます。
エピローグと言いつつ小説全体の
五分の一を占める長さです。
- 最終章 捕らわれたジャンヌ(1)文末でジャンヌの身代金を円換算したこぼれ話
- 最終章 捕らわれたジャンヌ(2)
- 最終章 希望(1)
- 最終章 希望(2)
- 最終章 異端審問(1)文末でラ・ピュセル呼びについてこぼれ話
- 最終章 異端審問(2)
- 最終章 異端審問(3)
- 最終章 処女検査
- 最終章 最初の判決
- 最終章 修道士ロワズルールの陰謀(1)
- 最終章 修道士ロワズルールの陰謀(2)
- 最終章 修道士ロワズルールの陰謀(3)
前世探索でおなじみ、勝利王シャルル七世シャルルさんの話を小説にしました。
不遇な王と堅物主従の貴種流離譚——
【連載中】青年期編
\〜百年戦争に勝利したフランス王は600年ぶりに復活したので文句を言いたい〜/
アルファポリス版・少年期編
歴史・時代小説大賞にエントリーしました。
\読者投票の最終結果は4位でした!/