今週は1年で最も忙しく、土曜までフルタイム出勤が確定しました。
その上、ブログの記事ストックが切れているため、更新が滞るかもしれません。

記事にしたい話は、いくつかあるのですが…

その内の1つに、ジル・ド・レさん(グリム童話の初版のみ収録「青ひげ」のモデル)のリトリーバル話があります。

青ひげ - Wikipedia

ジル・ド・レ - Wikipedia

故人が何者であろうと、いい加減なことを書きたくないですし、時間がある時にきちんとまとめたいので、また後日。

今日は、予告編がわりに歌を置いていきます。
彼の心情や、救いのヒントについて、推し量れるかもしれません。

歌の内容は「青ひげ」の物語ベース。
ですが、この歌はCD2枚分にわたる、とある音楽劇の一部なので、意味が分からない部分もあると思います。今回関係ない部分は省略~。

復讐というのも、いびつな愛の形なのかもしれない。

***

残酷なシーンがあるので、苦手な方はご注意ください。
ゲームや映画のように、歌曲に年齢制限があるなら、間違いなくR18な内容です…

※先妻(亡霊)パートが赤字、青ひげパートが青字です。


おぼろ気な…記憶を…辿って…
曖昧な…自分を…描いた…

どんな…顔で…笑い…
どんな…声で…歌ったのか…

お気に入りの…白い…華飾衣(Kleid)が…
何故…こんなに…赤いのか…

嗚呼… そうだ…私は…
彼に…殺されたんだっ…た……


伯爵は何時からか 青髭と呼ばれていた
私が嫁いだ時分には もう既に呼ばれていた
あんなにも優しい眼差しが 昏い色を帯びたのは
染み付いた鉄の匂いと 血の匂いのせいかしら?

夫は私を愛してない 気付かない振りしてきたけれど
もうこれ以上は偽れない 私は誰よりも愛していたから

過ぎ去った季節の 長い夜の中で 貴方の瞳の奥で
抱かれていたのは 愛されていたのは 本当は誰なのかしら?

決して戻せない季節の 長い闇の中で 禁じられた部屋の奥で
寂しさ埋めるように 虚しさ燃やすように 
不貞(いろ)の罪を重ねた 嗚呼…



誓いを破られたことに 腹を立てたからなのか
愛していたからなのか 今ではもう判らない

最初の妻を殺したとき 理性も共に死んだのか
新しい妻を娶っては犯し 犯しては殺した……


どれほど信じて祈っても 救ってなどくれなかった
たとえ相手が神でも ただ穴(Loch)さえあれば
嗚呼 貫いてくれよう……《私の槍で(Longinus)》!

君を魔女として断罪した恩知らずな豚どもを
私は許しはせぬぞ!


〈略〉

彼の留守の間に 宝部屋を回る
開けたことのない 部屋が気になっている
新妻(娘)の耳元で 私はこう囁いた

「黄金の鍵の、禁じられた部屋には、
とっておきの宝物が隠されているわ…」

そう… その鍵穴に挿れたら回せばいい
もうすぐ出ちゃうでしょ 私達の【屍体と衝動(イド)】


嗚呼… 女が本当に抱いて欲しいのは
肢体(からだ)ではなく 魂(こころ)なのよ

罪な人ね でも愛しい人

哀しみは憎しみじゃ 決して癒せないわ
宵闇に唄が響くだけ

貴方の喜劇を いま 終わりにしよう!


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あおひげ、良い声だなぁ



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こんな弾幕「ロンギヌス♂」吹くしかないわww