続きです。
シャルルさんの生い立ちは前にも書きましたが、今回はシャルルさんの話を織り交ぜながら振り返ります。
ルイ君は、お上品な教育を受けながらも快活で明るい子だったのに対して、少年時代のシャルルさんは大人しくて地味で目立たない子でした。
お兄さんが何人もいたので王位に就く可能性は低く、地味な性格も相まって、周りからも特に注目されてなかったみたいです。
父王が何度も錯乱するので、他の王族に危害を加えないように配慮されたのか、あまり会ったことはなさそう。
母妃は淫乱王妃の呼び名にふさわしいハジケっぷりで、子どもとは疎遠な感じ…。
王権の権威は失墜し、地方貴族の統制は取れず、さらにイングランドが内紛に介入。国政は崩壊しかかっています。
王家に忠誠を誓っている有力貴族も例外ではありません。
王子たちの養育を受け持つ貴族たちこそ、権力争いの火種になっているような…?
「若い王子を王にすれば、摂政として権勢を握れるからな」とシャルルさんの弁。
誰かの陰謀か、偶然か分かりませんが、兄たちが続けて亡くなり、シャルルさんは14歳で王太子になります。
この時、直系の王子はシャルルさん1人。
父王は政務を執れないことが多く、自然と期待される立場に立たされます。
シャルルさんは環境の急な変化に戸惑いながらも、貴族たちに促されるまま宮廷入りします。
唯一の直系男子なら、次世代の王は決定したようなものです。
王太子の名の下に、貴族たちは内紛を収めようとしますが…
シャルルさんにとって、悪夢のような負のスパイラルが始まります。
知っての通り、和解の席で有力貴族が殺されます。
すぐにシャルルさんは護衛の兵士に守られ、犯人はその場で取り押さえられましたが…
退席させられるシャルルさんの背中に向かって、犯人が何か言っています。
「シャルル7世陛下、万歳!」みたいなことを…
居合わせた貴族たちは「王太子の手の者か?!」と思ったみたいですが、シャルルさんには覚えがありません。
でも、自分の味方をしてくれる貴族の家来や配下の末端まで把握している訳ではないので、真相はよく分かりません。
それに、いくら狂人王いえども、父王はまだ健在です。
「王太子は近侍に陛下と呼ばせているのか?」
「もう王になった気でいるのか?」
「なんて図々しい」
など悪評が広まります。
ぐ、これこそ風評被害じゃないか…!
続きます。
***
変性意識の領域で見聞きしているので、実体がどうなっているか分かりません。
解釈(フィルタ)次第で、見え方も考え方も変わるし、個人差があると思います。
他所の情報と違うとしても、私には判断できかねます。責任も取れません。
くれぐれも鵜呑みにしないでくださいね。
シャルルさんの生い立ちは前にも書きましたが、今回はシャルルさんの話を織り交ぜながら振り返ります。
ルイ君は、お上品な教育を受けながらも快活で明るい子だったのに対して、少年時代のシャルルさんは大人しくて地味で目立たない子でした。
お兄さんが何人もいたので王位に就く可能性は低く、地味な性格も相まって、周りからも特に注目されてなかったみたいです。
父王が何度も錯乱するので、他の王族に危害を加えないように配慮されたのか、あまり会ったことはなさそう。
母妃は淫乱王妃の呼び名にふさわしいハジケっぷりで、子どもとは疎遠な感じ…。
王権の権威は失墜し、地方貴族の統制は取れず、さらにイングランドが内紛に介入。国政は崩壊しかかっています。
王家に忠誠を誓っている有力貴族も例外ではありません。
王子たちの養育を受け持つ貴族たちこそ、権力争いの火種になっているような…?
「若い王子を王にすれば、摂政として権勢を握れるからな」とシャルルさんの弁。
誰かの陰謀か、偶然か分かりませんが、兄たちが続けて亡くなり、シャルルさんは14歳で王太子になります。
この時、直系の王子はシャルルさん1人。
父王は政務を執れないことが多く、自然と期待される立場に立たされます。
シャルルさんは環境の急な変化に戸惑いながらも、貴族たちに促されるまま宮廷入りします。
唯一の直系男子なら、次世代の王は決定したようなものです。
王太子の名の下に、貴族たちは内紛を収めようとしますが…
シャルルさんにとって、悪夢のような負のスパイラルが始まります。
知っての通り、和解の席で有力貴族が殺されます。
すぐにシャルルさんは護衛の兵士に守られ、犯人はその場で取り押さえられましたが…
退席させられるシャルルさんの背中に向かって、犯人が何か言っています。
「シャルル7世陛下、万歳!」みたいなことを…
居合わせた貴族たちは「王太子の手の者か?!」と思ったみたいですが、シャルルさんには覚えがありません。
でも、自分の味方をしてくれる貴族の家来や配下の末端まで把握している訳ではないので、真相はよく分かりません。
それに、いくら狂人王いえども、父王はまだ健在です。
「王太子は近侍に陛下と呼ばせているのか?」
「もう王になった気でいるのか?」
「なんて図々しい」
など悪評が広まります。
ぐ、これこそ風評被害じゃないか…!
続きます。
***
変性意識の領域で見聞きしているので、実体がどうなっているか分かりません。
解釈(フィルタ)次第で、見え方も考え方も変わるし、個人差があると思います。
他所の情報と違うとしても、私には判断できかねます。責任も取れません。
くれぐれも鵜呑みにしないでくださいね。