ファニチャーシリーズ「sen」の主な素材でもある鉄は、製造方法によって大きく2種類に分けられます。
1つは採掘された鉄鉱石を主な原料として製造された「高炉材」、
もう一つはスクラップ鉄を主な原料として製造された「電炉材」です。
語弊があるかもしれませんが、簡単に言うと高炉材は新品鉄、電炉材はリサイクル鉄と言う事ですね。
原料の鉄鉱石はあと100年でなくなると言われていますが、日本は世界でも有数の鉄スクラップ保有国で、
近年では年間500万トンを超える量の鉄スクラップをアジア諸国を中心に輸出しています。
また、鉄スクラップを含め、何らかの形で日本国内に存在している鉄は13億トンを超えると言われており、
これは世界の鉄の年間消費量に匹敵する量です。
単純に量だけで考えれば、輸入に頼る事なく日本国内だけで鉄の資源循環ができそうです。
さらに、生産時のCO2排出量も電炉方式は高炉方式にくらべ1/4だというデータもあります。
しかしながら、すでに確立された製造技術や供給システムを持つ高炉材に対し、
電炉材のシェアは30%程度で、お互いに補完し合いながら鉄鋼業自体が成り立っているのが現状です。
また、販売においても鉄は規格でのみ区別され、電炉材と高炉材の区別はされておらず、
リサイクル鉄(電炉材)を選ぶ事は出所調査をしない限りわかりません。
(逆に言えば、価格と品質は同程度であると言えますが...)
限りある資源である鉄という良質な素材を将来にも生かしていくためには、
リサイクル鉄に対しての意識を持つ事が必要と考え、
ファニチャーシリーズ「sen」では、リサイクル鉄(電炉材)を積極的に使用しています。
