はじめに
ちょくちょくVMでCentosをインストールする事があり、その度に初期セットアップを繰り返すのは面倒くさいと思ったので、自動インストールできるように仕込みました。
作業前準備:
準備したもの
・Centos8が入っているVM
・Centos8のISOイメージ
・必要なライブラリ
KickStartコンフィグ作成とISOイメージ作成
①Cenots8にログイン
OSのインストール方法は以下に纏めております。
※OSインストール割愛します。
②以下のパッケージをインストール
③以下のフォルダを作成し移動
④現時点で最新のCentos8.3をダウンロード
⑤マウントディレクトリ作成
mount: /mnt/centos_iso: 警告: デバイスは書き込み禁止です、読み込み専用でマウントします.
⑥マウントしたISOの中身を別のディレクトリにコピー
⑦Centosをインストールするとroot配下に「anaconda-ks.cfg」が作成されている。
それをコピーしcentos8.3フォルダ直下に格納する
⑧ks.cfgの編集
⑨編集内容に不備がないか確認する
※メッセージが出力されなければエラーなし。
⑩OS起動時に選択する起動メニューの追加と変更
BIOSの場合 ※注意:動作未検証です。
UEFIの場合
⑪BIOSやUEFIでブートできるようにISOファイル作成
⑫ISOファイルが出来上がっている事を確認
⑬CenotsからFTPツールを使用し作成したISOファイルを自端末にダウンロード
KickStart
①ESXiにログイン
②VMware ESXiから新しい仮想マシンを作成
③仮想マシンのオプションの起動オプションにある「ファームウェア」が「EFI」である事を確認する。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20201219/17/shinnaka54/fc/ef/j/o0965062414868720035.jpg?caw=800)
④空の仮想マシンを起動し、先ほど作成したISOイメージを読み込ませる。
⑤ブートメニューにてデフォルトで選択されている箇所に致してEnterキーを押下する。
※デフォルトで「Install CentOS 8.3 Auto Run」が選択されている。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20201219/17/shinnaka54/5e/15/j/o1026085114868720143.jpg?caw=800)
⑥インストール作業が開始される。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20201219/17/shinnaka54/ac/5f/j/o1026085114868720904.jpg?caw=800)
途中経過
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20201219/23/shinnaka54/92/58/j/o1026085114868927424.jpg?caw=800)
インストール完了
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20201219/23/shinnaka54/69/9d/j/o1026085114868927191.jpg?caw=800)
おまけ
①ブートメニューが表示されたら十字キーの↑や↓などを押下し自動で起動するのを一時的にストップする。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20201220/00/shinnaka54/e7/77/j/o1026085114868933167.jpg?caw=800)
②デフォルトで選択しているキックスタート用のメニューに対して「e」ボタンを押下するとgrub.cfgのパラメータが表示される。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20201220/00/shinnaka54/79/98/j/o1026085114868934101.jpg?caw=800)
ここで、以下のinst.ksパラメータをhttpにする事でもks.cfgを読み込ますことが可能。
linuxefi /images/pxeboot/vmlinuz inst.stage2=hd:LABEL=CentOS-8-3-2011-x86_64-dvd inst.ks=http://XXX.XXX.XXX.XXX/ks.cfg
※Webサーバの公開ディレクトリにks.cfgを配置する際は、「644」で設定するとスムーズに読み込ますことができる。
ここまで読んでくださって有難う御座います。
お疲れ様です。