はじめに

約8年くらい前に、HP ProLiant MicroServerを購入し、VM Ware Exi4系をインストールしていました。購入当初は、勉強のためLinuxを入れてServerを立てていたのですが、ここ数年全くいじらなくなってしまっていました。勉強も全然していなかったのです。(サボってました。はい。)

 

最近ふと、技術情報サイトをWeb閲覧していた時に気付いてしまったのですが、全くと言っていいほど最近の技術情報を追えてない。

ちょっと前までの技術があっという間に古くなってしまっていました。

 

これでは、マズイっと本気で思い、数年サボっていたつけが回ってきた感があります。

 

で、錆びれたエンジニアが錆びを取るために、今回、古いサーバに最新のハイパーバイザーを構築し直すことにしました。

 

 

どうしてXen Server?

はい。単純に古いサーバのスペックが足りないので最新VM Ware Exi5系,6系がインストールできませんでした。

 

古いサーバのメモリが3GでVMは、4G以上必要のこと。これで断念しました。で、Xen Serverは推奨4G、最低2GとなっていたのでXen Server7.5をインストールしようと思いました。

※現時点で7.6がリリースされています。そちらをインストールしなかったのは、ISOファイルが715Mサイズでした。CD-Rに収まりません。ただそれだけでの理由でXen Server 7.5にしました。(7.5は、約700M)

 

また、VM Ware Esxi4系は、最新のLinuxOS(ex. centos7系)を入れることはできていて、画面のレイアウト崩れを起こしてしまうのが嫌でした。

 

あと、Xen Server自体使った事なかったので勉強の意味合いも込めてやってやろうと考えた次第です。

 

イメージダウンロード

では、早速Xen Serverのダウンロードを行います。

本家サイトであるCITRIXのサイトにてダウンロードします。

 

 CITRIXダウンロードサイト

 

Citrix HyperVisor(XenServer)を選択します。

 

Citrixのアカウントが必要になり、アカウントの作成が完了できたらISOイメージをダウンロードできるようになります。

 

XenServerは、「Enterprise」と「Standard」「Free Edition」があります。

もちろん、Editionによって機能制限があります。そして、EnterpriseとStandardは、ライセンスが必要そうです。それと、ライセンスサーバを別途立てる必要がありそうです。

 

以下、マニュアルに記載がります。

 

 

なので、Free Editionをダウンロードしてインストールします。

 

※機能の違いについて

https://xenserver.org/overview-xenserver-open-source-virtualization/download.html

→ (see the feature matrix comparing Free, Standard, Enterprise), を参照

 

 

Xen Serverインストール

まずは、CD-RにISOイメージを焼きます。

そして、サーバにCD-Rを挿入し起動します。

 

すると、以下の画像の通りインストールが始まります。

 

 

キーボードタイプを選びます。「jp106」

 

インストールすると現在HDDに入っているデータが消去されます。なので、必要なデータが入っていて抽出したい場合やバックアップを取得したい場合は、「Reboot」します。(あるいは、F8,F10などを押してHDDにマウントする事も可能) また、その必要がなければ、「OK」します。

 

現在入っているデータはVM系のデータしかありません。なので、削除してしまって構わないので「OK」を押します。

 

ここでは、ライセンスの同意が求められているので「Accept EULA」を選びます。

 

プライマリーディスクを選択します。「sda」を選択して「OK」を押下

 

Virtual Machine Strageを選びます。「OK」を押下します。

 

Local Mediaを選択します。

 

CD-Rのチェックをする項目は、「Skip」を選択します。

 

Xen ServerとXen Clientへログインするためのパスワードを設定します。

 

Xen ServerのIPアドレスを入力します。入力が完了したら「OK」を押下します。

 

DNSの指定をします。自宅内であれば、自宅にあるルータのアドレスを入力します。入力後「OK」を押下します。

 

TimeZoneを選択します。「Asia」を選択します。選択後、「OK」を押下します。

 

TimeZoneの引き続きで、「Tokyo」を選択します。

 

Manualを選択しました。NTPサーバのIPがお分かりになるのであればUsing NTPを選択し、手動で選ぶ時は、Manualを選びます。

選んだら「OK」を選択します。

 

インストールを開始します。

 

インストール中・・・

 

インストール中に日時を選択します。(NTPのところでManualを選んだ場合のみではなかろうかと思われます。)

 

インストール完了です。「OK」を押して再起動を行います。

 

OSの再起動を行ったら、以下の通り管理画面が表示されます。

 

ここまで来たら、Xen Serverのインストールは完了です。

 

 

Xen Server Clientインストール

Windows端末でXen Serverへ接続するためには、クライアントアプリが必要です。ここで、Xen Serverからダウンロードしインストールします。

以下のURLにアクセスします。

 

http://[Xen Server IP] 

 

で、Xen Centerをクリックし、インストーラーを起動させます。

 

 

Dドライブへ変更しました。

 

 

 

 

 

インストール完了です。

Xen Centerを起動すると以下の感じになります。

 

 

ここまで読んで頂き有難う御座います。

お疲れさまでした。