近頃,宇宙人の存在を知ろうとする人々が少しづつ多くなって来ているように私は感じる.アメリカのイーロン・マスク氏が述べた事が今Twitterで密かに話題になっている.「超知性を持つ宇宙人がいるとしたら,彼らはおそらく既に私達を観察しているでしょう…私達はそれに気づくほど賢くないだけです.」つまり,地球人類の全体的な意識レベルが相対的に低いと言う事を暗に示してくれた訳である.宇宙学の御神示と一寸共通な考えを示してくれたという点で,私はイーロン・マスク氏を高く評価している.
 扨て,御神示にはまだまだ重要な事が多く述べられているので,今後も度々このブログに記すこととする.但し,御神示から何を学ぶかについては,宇宙の理誌により詳しく解説が載っているので,このブログの読者は自分でバックナンバーを入手して研究を進めるべきである.

  御神示No.34 「反省の対象物」 取次の神より

 宇宙間には不必要なるもの原則として存在せざるなり.是皆必要なるが故に存在為すなり.亦今在る姿も,斯く在るべきして在る姿なり.なれど是,不良星界にて今在る姿を全て良しと申すには非ざるなり.
 今,汝等が三次元現象界にて姿形として感覚に映ずる一切の事象は刻々と過去のものとなりつつ有り.是,過去の想念形となりて現象界に映ずる姿にして,其の星の人類が生命の進化を齎すに従いて現象なる姿形も刻々と変化為すは必然なり.
 生命は過去のものに執し,過去を良しと為すは進化に非ざるなり.過去を否定し未来に進まざるべからざるなり.故に形而下の事象其侭認むるには非ざるなり.原則としてと申せしは此の意味なり.
 度々申せし如く,地球人類は今日誤りたる文明を地上に築きて破滅の深淵に自ら追い墜ちんと為し有るなり.汝等地球人類の争いの元となるもの,誇りと為すもの,趣味と為すもの,社会の在り方,諸制度等,是等殆どの事象は生命進化に逆行するものにして天則に叶(適)わざるもの甚だ多し.
 汝等,沈思黙考して見よ.地球文明社会に於ける悉ゆる事象は,其の殆どが地球人自らの反省の材料にして,其儘良しと為すもの殆ど無きなりを.故に斯く在るべきして在る姿とは,不良星界にては是を悉く反省の対象物と為し,生命の本質を悟らざるべからざるなり.
 汝等先ず瞑目反省為して見よ.

 昭和57年11月11日 未明 神示



<解説> (Shinmoedake2011による)
・この広い宇宙には不必要なものは原則として存在しない.
・これは全て必要であるが故に存在するのである.
・また,今在る姿もこのように在るべきして在る姿なのである.
・しかし,これは不良星界において今在る姿を全て良しと言っているのではない.
・今,お前ら(我々)が三次元現象界において姿形として感覚に映る全ての事象は刻々と過去のものとなりつつある.
・これは過去の想念が形となって現象界に映る姿であって,その星の人類が生命の進化が起こるに従って,現象として表れる姿形も刻々と変化するのは当然である.
・生命というものにおいては,過去のものに執着して過去を良しとするのは真の進化ではない.
・過去を否定して未来に進まなければならない.
・故に,形而下の事象をそのまま認める訳にはいかないのである.
・原則としてと述べたのはそういった意味である.
・これまで度々述べて来たように,地球人類は現在誤りの多い文明社会を地上に築いて,しかも,破滅の深淵に自ら追い墜ちようとしている.
・お前ら(我々)地球人類の争いの原因となるものや,誇りとしているもの,趣味と称するもの,社会の在り方,諸制度等,これら殆どの事象は生命進化に逆行するものであって,天則に適合しないものが甚だ多いのである.
・お前ら(我々)は沈思黙考してみなさい.
・地球文明社会における悉ゆる事象はその殆どが地球人自らの反省の材料であって,そのまま良しとするものは殆ど無いということに気付けよ.
・故に,このように在るべきして在る姿とは,不良星界においてはこれを悉く反省の対象物とし,生命の本質を悟らねばならないのである.
・お前ら(我々)は先ず瞑目反省してみなさい.

 御文で「地球人類は現在誤りの多い文明社会を地上に築いて,しかも,破滅の深淵に自ら追い墜ちようとしている.」と述べてあるが,恐ろしいことに,2023年においても多くの人々がこのことに気付いていない.工業化社会は如何にも発展し進歩して来たように見える.しかし,真の文明社会とは機械電子技術を基盤とするものではない.本当は人間が超能力を開顕させることで精神文明を築かなければならないのである.太陽系第5惑星の壊滅の原因はその星に住む人々が工業化社会に浸り切っていたからであった.

 

 

「今日に於ける地球社会の科学技術を基盤と為したる工業化社会の発展は,益々人間を増上慢と化し,各方面にて天則を犯し,軈て崩壊の運命に有るも未だ是に気付かざるなり.」

今後,地球社会はどうなるだろうか?このままずっと東京や大阪のような大都会に人々が住み続けて,パソコンや携帯電話などのメカトロニクス技術に基づく工業化社会文明を発展させ続けるか?それとも,気付き出した人々が決心して実行に移し,都会から田舎の大自然の中でひっそりと暮らすというライフスタイルに変えるか.日本人の今後の行動が惑星地球の近い将来の運命の鍵を握っているように私は感じるのである.

引用
城戸 縁信:反省の対象物,宇宙の理,ザ・コスモロジー,No.123,(1983).