ニュートンの古典力学の基本的考え方として,「時間」とは絶対であって観測者によって変化する等ということはない,と定義されて来た.しかし,アインシュタインによって相対性理論が提唱された頃から,時間とは観測者の運動速度によって短くなったりすることが理解されて来ている.ただ,この「観測者の運動速度」という考え方がどうも無味乾燥な表現であって,文系の方々にとって相対性理論は理解し難い理屈だ,となって来た訳である.
 これに対して,取次の神様は如何にも平易に時間とは何であるかを解説して下さっている.要するに,地球の時間は「我々地球人類の心」で決まっているのである.では,詳しく学んでみよう.

  御神示No.29 「時間・空間と天位」 取次の神より

 広大無辺なる宇宙間には一つとして同じ波動を発する星は無く,其の星の天命に拠り,其の星に棲む人類が程良く進化為し得るよう仕組まれしものなり.時間・空間の顕われ方も是なり.
 過般に縁信を通じて汝等に伝えし時間・空間に関する講義を,難解と為す者達多かりし故平易にて告げ措かん.
 偖て,其の星の天命とは,人類進化の為に天体は夫れ自体が生成,発展,衰退を繰返し在りて,其の天体に棲む住民に貢献為し有るなり.是を其の天体の天命と申し,その生成,発展,衰退の過程に伴いて其の星自体より発する波動が変化為すなり.
 其の星の時間・空間は,此の天命と共に変化為す波動に拘るなり.亦,其の星に棲む人類意識の波動も其の星の時間・空間に拘るなり.
 是くの如く其の星の天命と共に発する波動と,其の星に棲む人類意識の波動との総和が,一なる大叡智者より発せられつつある波動との差異に拠りて其の星の天体上の位置が決定付けられるものなり.従いて時間・空間は,其の星々の天体上の位置と共にある訳なり.
 宇宙間に於ける天位高き星々は常に生々発展為し,極めて能率的時間と空間の内にあるに比量し,宇宙間に於ける天位低き星々は,全てが遅々として進まざるなり.(続く)


<解説> (Shinmoedake2011による)
・広大で果てしないこの大宇宙には一つとして同じ波動を発する星は無く,その星の天命によって,その星に棲む人類が程良く進化出来るよう仕組まれているのである.
・時間・空間の顕われ方もこの道理である.
・以前,故城戸縁信氏を通じて我々に伝えられた時間・空間に関する講義があまりにも難解すぎるという者達が多かったようであるので,もう少し簡単に説明してみよう.
・その星の天命とは人類の進化の為に天体はそれ自体が生成・発展・衰退を繰返しながら存在し,その天体に棲む住民に貢献するように計らわれている.
・これをその天体の天命といい,その生成・発展・衰退の過程に伴ってその星自体より発する波動が変化していくのである.
・その星の時間・空間は,この天命と共に変化する波動に関係するものであり,また,その星に棲む人類意識の波動もその星の時間・空間に関係するのである.
・このようにその星の天命と共に発する波動と,その星に棲む人類意識の波動との総和が,一なる大叡智者より発せられている波動との差異によってその星の天体上の位置が決定付けられるのである.
・従って,時間・空間はその星々の天体上の位置と共にある訳である.
・宇宙空間に存在する天位の高い星々は常に生々発展して極めて能率的時間と空間の内にある.
・一方で,これに比べて,宇宙空間に存在している我々の地球のように天位が低い星々は全てが遅々として進まないのである.

 天位の高い星々は優良星界人が住んでおり想念波動が美しいので,全てが上手く物事が早々と進んで行く.これに対して,地球地上文明は不良ゴロツキ人間が各地に屯して跳梁跋扈している所為で人々の心が荒んでいる.嘘報道・競争・破壊・紛争などが絶えず起こり,物事がうまく好転しない.依って時間の進み方が遅い訳だ.この様子を地球外からUFOに搭乗しながら観察している優良星界宇宙人はどのように思うだろうか.見ていてイライラしないだろうか.私は何時まで経っても人々が動物虐待食肉を止めないし,競技競争を諦めようとしないことに対してもう辟易する.これでは天位の転換には至らない筈だ.だからこそ,ワクチン騒ぎを使って地球上の人口が減らされるのかもしれない.欲を無暗に出す人間を間引いて地球の発展を促そうというお仕組なのだろう.

引用=城戸 縁信:時間・空間と天位,宇宙の理,ザ・コスモロジー,No.105,(1981).