2023年の今日,この地上世界は毎日ガチャガチャと実に騒がしい.地震が起きたりテロ攻撃をされたり,お金がもう無くなりましたという報道があったりと,人々を激情させたり心配させたりすることが立て続けに起こっている.一体何時になったら地球に真に平穏な日々が訪れるのだろうか.その答えについては既に昭和の時代に神様が次のように示して下さっている.では,早速前回の続きを学んでみよう.

  御神示No.26 「平静心を養うべし」 取次の神より -続き-

 近年の地球地上各地にて激烈なる感情の遊戯に陶酔し,激情為す者達多きなり.是,宜しからざるなり.地球地上各地にて演ずる激しき競技・競争や激しき調子の音楽,演劇等が是なり.是等を演ずるに拠り出演者も観覧者も共に感情を亢進激情せしむるは大神様より発せらるる御光と御力を遮断し,邪神・邪霊を体内に入れ,是等の者達の精神的錯綜を起こす本となるなり.亦,是等の者達の発せし激情の想念波動外界に伝播し様々なる災難の誘発源ともなるなり.故に是,最も宜しからざる行為なるも,多くの地球人は気付かざるなり.
 亦,地球社会の醜き生存競争の渦中に在りて,多くの者達己を過信為して優越感に浸り己を卑下して劣等感に悩むるなり.此の何れの感情も御光と御力を遮蔽為す心にして宜しからざるなり.優越感も劣等感も同じ感情の反作用的二面性なり.地位,名誉,金銭を得て虚勢を張りたがる欲心の表裏が優越感と劣等感を誘うなり.無欲にて暮す者に優越感も劣等感も無きを知るべし.
 宇宙間の優良星界にては,人々を激情せしむる如何なる行為も存在せざるなり.彼等は地球人の如く喜怒哀楽には非ず喜々楽々の暮らしなるなり.故に大神様より発せらるる御光と御力を受け入れ,全てが向上し進化し桃源郷を築くなり.汝等感情の亢進は宜しからざるなり.日々の暮しの中に平静心を養うべし.亦,拘りなき心を保つべし.亦,時々瞑想も行うべし.
 昭和58年9月9日未明  神 示


<解説> (Shinmoedake2011による)
・近頃,地球地上各地で激烈な感情の遊戯に陶酔し,激情する者達が実に多い.これは宜しくない.
・地球地上各地で演じられる激しい競技・競争や激しい調子の音楽や演劇等がこれにあたる.
・これらを演ずることにより,出演者も観覧者も共に感情を亢進激情させることは大神様から発せられる御光と御力を遮断して,邪神・邪霊を体内に入れることになる.
・また,この者達の精神的錯綜を起こす原因となるのである.
・また,この者達の発した激情の想念波動が外界に伝播することで様々な災難の誘発源ともなる.
・したがって,この激しい情念が最も宜しくない行為であるにもかかわらず,多くの地球人は未だに気付いていない.
・また,地球社会の醜い生存競争の渦中に在って,多くの者達は自分を過信して優越感に浸り,一方で,自分を卑下して劣等感に苛まれて悩んでいる.
・この何れの感情も御光と御力を遮蔽する心であって実に宜しくない.
・優越感も劣等感も同じ感情の反作用的二面性なのである.
・地位,名誉,金銭を得て虚勢を張りたがる欲心の表裏が優越感と劣等感を誘うのである.
・無欲で暮す者に優越感も劣等感も無いことを知らねばならない.
・宇宙間の優良星界には,人々を激情させる如何なる行為も存在していない.
・彼等は地球人のように喜怒哀楽ではなく,「喜々楽々」の暮らしをしているのである.
・だから,大神様から発せられる御光と御力を受け入れ,全てが向上し進化し理想社会を築いているのである.
・我々地球人のような感情の亢進は宜しくない.
・日々の暮しの中に平静心を養うべし.また,拘りなき心を保たねばならない.また,時々瞑想も行うべし.

 今回の御神示でも本当に有難いことが述べられた.地球人類が皆平静心を養い大神様の御光と御力を受け容れることが出来れば,優良星界の仲間入りが出来るということである.是非実践してみねばなるまい.特に,唯物主義偏重の科学者たる先生達は専門分野で優位に立とうと必死に努力をなさっているが,その努力は今回述べられた平静心に繋がらない.無駄な優越感にしかならない.この御神示を何度も繰り返し読んでその今関わっている表面的な物質科学を放り投げて,精神世界の研究に取り組む必要がある.
 最後に「時々瞑想してみよ」とあるが,これが中々難しい.これだけ騒がしい世の中にあって一人部屋で1時間,ただ何も考えず座って瞑想するという行いが如何に困難であるか.試してみた人の多くはついつい邪念が入って来て落ち着いて瞑想出来ないということを体験しているに違いない.しかし,へこたれず何度も試行して平静心を保つ努力をせねばならない.

引用=城戸 縁信:平静心を養うべし,宇宙の理,ザ・コスモロジー,No.132,(1984).