御法度の心を起こすと別の次元に棲息する邪神・邪霊を自身の身体に招き入れてしまう.このことは以前,次の御神示でそのメカニズムについて説明した.
この中で「呪い怨む地獄霊其の人間の肉体に憑依為す機会を得る」とある.即ち,地下に棲息する地獄霊が地上に這い出て来て,人間が発する御法度の心に同調してその人に取り憑くのである.我々が肉眼では見ることの出来ない悪霊はこの宇宙には幾らでも存在している.そのような悪者達を易々と自身の肉体に誘き寄せて居りながら,全く気付かずに勝手気儘に生活しているのが我々不良星地球地上に住む低級人間なのである.波動とは何たるかを理解しようと努力する者が実に少ないのが残念である.
では,前回の続きを読んで学んでみよう.
御神示No.21「魅力・感覚に迷う勿れ」-続き- 取次の神より
度々申せし如く「御法度の心」を起こすは,現象を軈て破壊に導く想念なり.此の現象破壊の悪想念を先ず起こさざる様なるが天位転換期にある地球全人類の第一義なり.此の第一義を説かずして,言葉にて愛々と称える者,如何なるか愚かしきなり.地球人は先ず「御法度の心」を起こさざる様なるが必須なり.今日の地球人に諒の愛を若し説く者有りても完全に理解する者少なし.況して行動に移す者尚少なし.然るに愛なり真理なりという言葉耳発して人々を引き寄せんと為すは第一義を覆い隠すものにして邪なる左証*1なり.
神は全ての地球人に「御法度の心」を起こすべからず「常の心」にて暮せよと申すなり.「洗心」は人間の想念を正しく用いる行いにして,地球全人類必須の行なり.愛の言葉や愛念を軽んぜよと申すには非ず,「常の心」「御法度の心」の御教えを知らざる者に愛々と愛の言葉耳*2を教説せる者の背後の何たるかを知れよと申すなり.是くの如く説きたるも,姿勢高き慢心の者,感覚耳に頼る者,理念の乏しき者達,此の道理を理解出来ざるなり.汝等此の理を解する者仕合者なり.
更に申せば,特殊能力を用い,超常現象を起こし,人々を魅了し教導為さんとする者有り.汝等知る如く嘗て釈迦,基督等,超常現象を行いしなり.また其の後の世にても超常現象を為す者屡々世に出でしも,是等の悉くが大神様の波長に繋がりし者には非ざるを知るべし.却って邪なる者達多かりしなり.故に超常現象を起こすを見て直ちに基督を思い起こすは早計なり.超常現象はその教義の正否とは無関係にて判断為すべし.感覚的に魅力を与えるものに頼るは知的には非ざるなり.肝心なるは教義の内容なり.其の説く処に「心を正せ」と教えずして物理的外力や生物学的外力に因りて世を救済為し得るが如きを説くは誤りなることを知るべし.巧みなる言葉や超常現象にて外観を飾る魅力的,感覚的なるものに迷わさるる勿れ*3と申すなり.
優良星界にては,一人一人の人間が大神様に波長を合わせるべき努力を為す耳にて,如何なる外力にも頼らざるを知るべし.優良星界人は其の暮らしが学びなり.其の暮らしが愉悦なり.其の暮らしが愛の実現なり.其の暮らしが友への奉仕なり.
昭和58年10月17日 未明 神 示
*1 さしょう 意味:証拠
*2 のみ
*3 なかれ
<解説> (Shinmoedake2011による)
・これまで度々述べて来たように「御法度の心」は,現象を軈て破壊に導く想念波動である.
・先ず,この現象破壊の悪想念を起こさないようにするのが天位転換期にある地球上全人類の最も大事な根本的な意義である.
・この意義を説かずして,言葉だけで愛々と称える者は,如何にも愚かしい.
・先ず,地球人は「御法度の心」を起こさないようになるのが必須である.
・もし,現在の地球人に真の意味での愛を説く者があっても,完全に理解する者は少ない.
・況してや,行動に移す者は尚少ない.
・しかしながら,愛なり真理なりという言葉だけを発して人々を引き寄せようとするのはこの重要な意義を覆い隠すものであって,邪である証拠である.
・神は全ての地球人に「御法度の心」を起こさず,「常の心」で暮せよと仰っている.
・「洗心」は人間の想念を正しく用いる行いにして,地球全人類必須の行である.神は地球人に仏僧になって修行せよと言っているのではなく,心を洗って日常生活を送れよと述べていらっしゃる.
・但し,愛の言葉や愛念を軽んぜよと述べているのではない.
・「常の心」「御法度の心」の御教えを知らない者に愛々と愛の言葉だけを説教する者の背後には必ず邪神・邪霊がいるということを知れよと言っているのである.
・このように説いても,姿勢高い権力の座にある慢心の者や感覚だけに頼る者,理念の乏しい者達はこの道理を理解出来ないだろう.
・我々のように宇宙学に縁があってこの理(ことわり)を理解する者達は実に幸福である.
・更に述べると,特殊能力を用いて超常現象を起こし,人々を魅了して教導しようとする者が有った.
・我々が知っているように,嘗て釈迦や基督等が超常現象を行った.
・また,その後の世でも超常現象を起こす者が屡々世に出てきた.キリストの後に出て来た超人は我々が学校教育で学んだ歴史には存在していないが,例えば,スウェーデンボルグや岩屋梓梁のことか?
・しかし,その傑物の悉くが残念ながら大神様の波長に繋がった者ではないことを知らねばならない.
・却って邪な者達が多かったのである.
・故に,超常現象を起こす様子を見て直ちに基督を思い起こすのは早計である.
・超常現象はその教義の正否とは無関係であるとして判断するべきである.
・感覚的に魅力を与えるものに頼るのは知的行為ではない.
・肝心なのは教義の内容である.その説く処に「心を正せ」と教えずして,物理的外力や生物学的外力に因って世を救済し得るように説くのは誤りであることを知らねばならない.
・巧みな言葉や超常現象で外観のみを飾る魅力的,感覚的なものに迷わされ,惑わされてはならないのである.
・優良星界では,一人一人の人間が大神様に波長を合わせるべく日々努力をするだけで,如何なる外力にも頼っていないことを知らねばならない.
・優良星界人はその暮らしが学びであり,その暮らしが愉悦であり,その暮らしが愛の実現であり,その暮らしが友への奉仕である.
巷の新興宗教が唱える「教義」たるものは様々であるが,真に心に深く響くものはない.私は文意文脈そして峻厳さなどの内容から判断してこの御神示は本物であると感じるのである.本当に神の言葉である.そして,この本物の御神示に共感を得てくれている読者がアメブロ会員だけでも現在140人を超えようとしている.表面上の魅力的・感覚的な良さではなく,真に深いところで我々はこの低次元地球上の肉体体験の人生で何かを摑まねばならないのである.このことは将に,形態波動エネルギー研究所の足立育朗氏が過去の講演で頻繁に聴衆に述べた如く「何の為に生まれて何の為に生きているか」に大きく関わって来るのである.
引用=城戸 縁信:魅力・感覚に迷う勿れ,宇宙の理,ザ・コスモロジー,No.133,(1984).