「御神示」をGoogle検索するといつも「日月神示」がヒットする．巷では神示といえば日月神示ということになってしまっている．では，その日月神示とはいかなるものか？私は詳しくは知らない．宇宙学を先に学んだ所為で，その他のものに全く興味が湧かない．宇宙学では日月神示の〇〇〇〇氏は所詮真の神に繋ぎ得なかった者とされている．その論拠を次の邪神の告白から読み取ってみよう．
日月神示の邪神(器械の心臓より)
1961年(昭和36年)8月22日
わしは日月神示の邪神じゃ，〇〇(ある会社の社長，日月神示の熱心な支持者)の中に入っていた．嫌なところへ来やがった．わしは取次の器械(田原澄女史のこと)の心臓に潜んで，今夜は大暴れに暴れようとしたが(器械に)摘まみ出された．
わしらは長い月日の間に日月神示の信者を作った．何とか世を良くせんとの算段の者を集めた．高木(宇宙学教室の記録担当)が来てわしらが一番入ってたホープ(〇〇氏)をここへ連れて来たのでわしは理屈を言い，ジレンマに陥れ暴れようと反抗し，判断に苦しむと〇〇に言わし，器械を苦しめんとしたので神は急遽大雷を起こされた．器械ができると，見破られて困るよ．わしは親分だ．仔分はまだ暴れるよ．本人が反省するとわしらは居り難くなる．反省する心があるからわしらは負けるかも知らぬ．
宇宙創造神なんかお茶の子才才，尻捲ろう．吸い取られたのは〇〇〇〇の分霊，元は〇〇教に居た．〇〇〇〇の仲間，〇〇大明神の仔分，弟分じゃ．癌の毒素を出し，患者を作る霊じゃ．〇〇は腎臓癌になろう．彼は前に器械に助けられた．が天狗だからわからん．真理は喋舌るが中身はわからん．
我々邪霊の兄貴分は本田女史に憑いていた．中兄が〇〇，弟が〇〇〇〇にいたわしじゃ．分霊とは仔分といってよい．訳の分からんことを言わすし，やることが言っていることと違うんじゃ．
〇〇にはまだ九十八邪霊が居て考えている．病気を起こすのが我々の仕事だ．我々は傍らの者に行く．コロッと逝く．信者はまともな頭でない．わしらが蝕んで行った．〇〇〇，〇〇その他皆．信者は本人は世を良くするため努力してる意中，だが我々は悪くするため努力する．
日月神示は我々が霊眼で見て作ったもので，肉眼で見る人間の視界より広いので，人間が読んでもその正邪の判断がつき難いのである．要するに邪神の我々が作った日月神示を読んで，それが邪神のものと見極め得ない霊は絶対救われない低劣な霊である．日月大神に帰依した霊は絶対に救われない．宇宙創造神の教えを聴いて，それが分かってると言うもの程わかっていない証拠だ．真物*1がわかっていないことじゃ．表面だけ見ているんじゃ．〇〇は黄色い顔をしているじゃろう．我々が入っているからじゃ．人間が馬鹿だから我々は仕事ができる．
後略
(高木氏注=〇〇〇〇氏の出した「日月神示」を高木は数年研究して来たが，宇宙創造神に帰したので〇〇氏は恨んでいる)
*1 ほんもの
<解説> (Shinmoedake2011による)
・上記の告白は邪神が取次の器械に掴まってしゃべらされている様子である．
・要するに，この告白は取次の器械が神と繋がれないように邪魔しようとして暴れたがダメだったということである．それだけ，取次の器械は神と繋がっているので強いのである．
・この邪神は親分であって，子分はまだ多く存在する．
・多くの邪神や邪霊は〇〇教や〇〇の〇を背後から操っていたようである．現在，これらの宗教の背後がどうなっているかは私は分からない．
・人間の体内に癌を作るのがこの邪神の役割である．癌になるのはその人の体内に邪神が住み着きそうな雰囲気を醸し出すからである．即ち，邪神が入って来ないように宇宙創造神の教え通りの「洗心」を心がけた生活をすれば，邪神は癌を作り出せない．
・日月神示を含め多くの宗教の信者はまともな頭ではない．欲が深い．そこに邪霊が付け込んで宇宙の真理を分からなくさせている．
・信者は世の中を良くする為に努力をするが，それは御法度の心「宜しからぬ欲」なので良くない．世の中を良くしようとしないで，唯，神は自らの心を正せよと仰せである．
・邪神が作った日月神示を読んで，それが邪神のものだということが見極められない人間は絶対救われない低級な人間である．
私は上記を読んだとき，この邪神の告白は本当に神に全てを言わされていると感じた．邪神だから嘘ばっかり言うのかもしれないが，「邪神が作った日月神示」というふうに本当のことを自分で暴露してしまっている．この後，この邪神を含め多くが神の御光に照らされて絶叫しつつ抹殺される．多くの人間を嘘の教義で誑かし迷わせていた連中の末路としてそうなって当然なのかもしれない．
引用
高木 国男 編著：神霊星界通信記録－宇宙創造神取次の器械田原澄女史による－第3巻，宇宙学教室叢書第7号，pp.302-304，(1972)．