これまでこの御神示について2回記して来た.
愈々,第5惑星の壊滅について詳細が語られる.これまでの2回の内容が分かっていないと,何故惑星が爆発分裂して飛散するに至ったかの原因が深く理解出来ないので,少なくとも上記2つの御神示をよく読んで頂きたい.或いは,御神示No.1「物質文明先行の誤り」やNo.3「現生人類の先祖」もしっかりと内容を把握しておいた方がよい.
では,前回の続きを読んでみよう.
「第五惑星壞滅の原因」 (取次の神より) -続き2-
嘗て太陽系にて,其の惑星が物質文明発達の極に達し,工業化と汚染は其の惑星全域に滲透*1し,其の都邑*2に於ける超高層建築物は数百階にも至りしもの林立し,其の住民の天をも征服せんとの矯り傲ぶるの心も極に達せしなり.此の鬨*3,其の人類が幾万年の過去より累積為し来たる業想念一挙に自己崩壊し,天災地変は其の星全域に亘り,各地にて忽ち核炸裂すること数日間,時に一大国の政治の混乱に乗じて,核全面大戦に突入せしなり.此の瞬間よりして地球時間にて数十分間の後に,其の惑星は核心より大爆発を起こし,岩石・溶岩は宇宙空間に向けて瞬時にして散乱為せしなり.
此の惑星は汝等が棲む地球の数倍の質量を有せし地球型惑星にして,今日汝等地球にて「小惑星*4」と称するは此の残骸なり.其の破片の多くは太陽系内外の藻屑となりて未だに彷徨し,一部は隕星となりて各惑星・衛星に落下しつつ有るなり.而して此の惑星が備えし四個の衛星は軌道を失いて大型惑星の衛星となりしなり.
扨て,汝等地球人類は,此の巨大なる天体を,己の肉体との比較に措きて,如何なる事態に立ち至らんとも,此の巨大なる地球が傾斜し,或いは爆発し,或いは流星と化す筈無きなりと惟いたるも然に非ざるなり.亦,地球学にて想像為す如き物理的質量との計較為すべく何物も非ざるなり.一天体の存立運行は,三次元的物質を支持為す処の高次元波動に於ける均衡上の諸関係に措いて,其の天体自身の高次元波動が他の天体との関係及び親星より受くる微妙なる波動との調和に拠るなり.
人間の発する想念波動も,物質分子の窮極*5なる核炸裂の根本波動も,共に三次元波動の領域のものには非ざりて,三次元物質に対し根本的影響を与え支持為す処の高次元波動に於けるものなるが故に三次元的計測は能わざるなり.(続く)
*1 しんとう
*2 とゆう 意味:にぎやかな家並みをもつ一定の地域
*3 とき
*4 縁信氏注=火星と木星との軌道間にあって,太陽をめぐる無数の小天体.発見数は1500.(現在は太陽系全域で96,000個の小惑星が番号を与えられている.)
*5 きゅうきょく
<解説> (Shinmoedake2011による)
・昔(20万年前),太陽系の第5惑星では物質文明が極端に発達し,工業化と環境汚染がその惑星全域に浸み込み,各都市における超高層ビルは数百階にも及んでそれが立ち並び,そこの住民は天をも征服してしまえというふうに驕り高ぶりの態度姿勢が極まっていた.
・このとき,その惑星の人類が過去数万年に亘って累積させて来た業想念が一挙に自己崩壊し,天災地変はその惑星全域に亘って起こった.
・そして,忽ち各地の原子力発電所で核燃料が炸裂し始めて数日間経過して後,よりによってそういったタイミングで当時の一大国の政治の混乱に乗じて核兵器を用いた全面戦争が勃発した.
・この瞬間から地球時間でたったの数十分の後に,その惑星は核心から大爆発を起こし,破壊分裂した岩石や溶岩は宇宙空間に瞬時に散乱した.
・その惑星は我々が棲む地球の数倍の質量を持つ地球型惑星であった.現在,我々地球の天文学で「小惑星」と呼ぶのはこの爆発した惑星の残骸である.
・その破片の多くは太陽系内外の藻屑となって未だに彷徨い続け,一部は隕石となって各惑星や衛星に落下している.
・よく巷で隕石が落下したなどと報道があるが,多くはこの第5惑星の残骸であろう.
・そして,その当時この惑星の周囲を回っていた4つの衛星は忽ち軌道を失って大型惑星の衛星となった.
・即ち,木星や土星の衛星になったのではないか?木星・土星の輪もこの第5惑星壊滅と関係しているかもしれない.
・我々地球人類は如何なる事態になろうとも,この巨大な天体と自分の肉体の大きさとを比較して考える際に,まさか,この地球が傾いたり況してや爆発したり,流星と化す筈はないと思っているかもしれない.が,そうではないのである.
・また,地球物理学で想像されるように物理的質量との比較から計算されるようなものでもないのである.即ち,各種天体の運行は高校や大学で習った物理学で解明されるものではない.
・一天体の存在や運行は三次元的物質を支持しているところの高次元波動における均衡上の諸関係において,その天体自身の高次元波動が他の天体との関係や親星太陽から受ける微妙な波動との調和によって為されるのである.
・即ち,惑星を存在させているのはその惑星の本質であるところのある種の巨大な「魂」であり,それがその惑星の重心に鎮座し運行させているのである.
・人類の発する想念波動も物質分子の究極であるところの原子核分裂の根本波動も共に三次元波動の領域のものではなく,三次元物質に対して根本的影響を与えているところの高次元波動によるものである.だから,その核分裂現象は本当は地球物理的に計測し分析して理解されるものではないのである.
・即ち,原子力発電の核分裂とはある種の本質が影響を与えているので,超能力も全く発現していない低級な我々地球人類が原子力発電など絶対にやってはならないのである.
今回は実に重大なことが多く語られた.私はこの御神示を初めて読んだとき背筋がぞっとする思いがした.天体が爆発したならそこに住んでいた人間はどのように苦しんで死んだのか?苦しむ暇があったのかどうか,想像するだけでも恐ろしくなる.こういった事が今後我々の地球にも起こらないとも限らない.しかし,多くの宇宙科学研究者はこの小惑星帯の一部の現象のみを望遠鏡を使って追うばかりで,何故このように飛散したようになっているか?宇宙の真の歴史とは?など全体的な観点で捉えようとしていない.即ち,木を見て森を見ない愚か者である.こういった自称「宇宙科学者」先生が教育界で幅を利かせている所為で若者はいつまで経っても宇宙の真理に辿り着けないのである.先ずは,少なくとも天体観測に関心があるアマチュアの方々だけでもこの御神示を読み,この太陽系に小惑星帯が存在する本当の理由を理解してほしいものである.
引用
城戸 縁信:第五惑星壊滅の原因,宇宙の理,ザ・コスモロジー,No.98,(1981).