アニメといえば色々とあるが,私は何と言っても「未来少年コナン」が最も好きであった.私の様な古い人間なら宮崎駿といえばやはりこのコナンなのである.
一方,Dr.STONEは視聴者に対して実に強烈な印象を植え付けている.科学技術とは何であるかを子供達に教えてくれている点で,ある意味では素晴らしいのだろう.文部科学省はこのDr.STONEとタイアップして全国の小中学校にポスターを配布している.日本政府がこのアニメを完全にバックアップしている訳である.
だが,私はこれらの組織の背後の意図がどうしても気になるのである.
ここで,もう一度例の御神示を深く読んでみる.
...彼ら科学者達は万物が相対的な存在であるとの広範囲なる視野より悟り得る処の真理を忘れ,唯々顕微鏡的科学のみを追求為す愚を続け来たりし故に,宇宙間の一大真理たる進化の法則の破片をも悟り得ざりしなり.故に哀れと申す外なきなり....
成程,「万物が相対的な存在である」とは全ての物質物体,即ち,鉱物・植物・動物・雲・光・水・土そして人間が不可視の意識体同士で相互に対応し合っているということなのである.また,神は「顕微鏡的科学のみを追求」するという科学者の姿勢態度は全くなってないというふうに我々を叱咤されている.残念ながら,一般庶民は「科学」と聞いても漠然としたものしかイメージできていないし,物質を小さく砕いてその細かな一部をレンズで拡大して見てみるという態度は,如何にも勉強熱心で研究肌の人らしくて素晴らしいというふうに安易に判断しがちである.実に情けないことだ.
ところで,顕微鏡といえば大企業「キーエンス」である.キーエンスの社長は長者番付で常時上位に君臨するほどの,その世界でいう処の王者である.社員の給与も他社に比べて凄く高い.将に,業界では羨望の的である.キーエンスの顕微鏡とは例えば次の様なものである.
電子顕微鏡VHX-D500
如何にもカッコいい測定装置である.科学に興味を抱く子供達はこのHPを見たり,実物をある種のイベントで見て触ってみたりして科学への関心を増々深めていくのである.文科省や日本学術振興会はこのキーエンスの顕微鏡を新たに導入する大学等の研究者には巨額の予算を毎年配分している.国家として顕微鏡的科学技術の振興の手法が疑いなく揺ぎ無い大事業としてこの100年間以上に亘り継続されて来ているのである.
しかしながら,上記御神示によるとその顕微鏡的科学の手法が宇宙文明からすると大きな間違いであるとしている.このことは大学等の主流の科学者からすると全く理解できないし,「おかしいこと」であるに違いない.物質物体を詳細に見る際に顕微鏡を用いずして一体どうやって調べるのか?
ところが,どうやら調べる方法はある様である.関英男先生の著書には明確にその事が記されている.即ち,「マイクロサイ能力」という手法である.文献1)より抜粋すると,
...超能力者の中には電子顕微鏡にも見えない微小空間を観察できる人がいます....マイクロは「微小な」という意味,サイはサイ科学のサイです.つまり顕微鏡でも見えないような微小なものを透視する能力の事です....ベサント(1847-1933)とレッドビーター(1847-1934)の2人が神智学の機関誌に1908年...の5回に亘って...発表しています....ベサントとレッドビーターのマイクロサイによると,原子の形は大きく7種類の群に分類でき,第9図のようになっています.彼等は百数十種類に及ぶ一つ一つの原子を区別して見る...
第9図 マイクロサイによる原子形(文献1))
穂型・・・リチウム,フッ素,カリウム,...
唖鈴型・・・ナトリウム,塩素,銅,...
正四面体A・・・ベリリウム,酸素,...
正四面体B・・・マグネシウム,硫黄,...
正六面体A・・・硼素,窒素,...
正六面体B・・・アルミニウム,リン,...
正八面体A・・・炭素,チタニウム,...
正八面体B・・・ケイ素,ゲルマニウム,...
門扉型・・・鉄,コバルト,...
星形・・・ネオン,アルゴン,...
人間は本来超能力を奥に秘めて持ち合わせている.物質物体を極限まで細かく切り刻んで小さくしてみたら如何なる構造をしているかについては,超能力で調べることが出来るのである.しかも,その方が顕微鏡よりももっと小さいレベルのものを深く詳しく知ることが出来るということである.
また,足立育朗氏の波動の法則にはより詳細な中性子・陽子の構造とその役割が説明されている.このことは以前から度々話題にして来た.
更に,足立育朗氏が創設した形態波動エネルギー研究所のHPには,より詳細な元素周期表他がもう20年以上前から掲載されている.
中性子と陽子(文献2) 表10)
この中性子・陽子・電子の詳細な形態は足立育朗氏が直観だけを根拠にして調べたものであって,決して他の文献を参考にしたものではない.人間は本来自ら有している真の能力を開発すれば,キーエンスの顕微鏡には劣らないばかりか,遥かに超越凌駕するほどの超高精度な「センサー」を活用できるのである.唯物主義偏重の科学が中央に鎮座して支配するという権力構造がいつまでも続いて行くと,今後一体何が起きるだろうか?悪しき勢力が跋扈する地上文明は増々恐怖の地獄と化すだろう.地上に天国を導入したければ,先ず現在の小手先だけの科学的手法を疑ってみることから始めなければならない.
文献
1) 関 英男:生命と宇宙,飛鳥新書,pp.122-129,(1998).
2) 足立 育朗:宇宙からのメッセージ 波動の法則,ナチュラルスピリット,p.73,(2007).