塾をはじめて20年に。
今も昔も変わらず、
子どもたちが勉強の目的を見つけて、
自ら勉強するようになることを願う日々。
ご家庭では保護者の方が子育てに悩まれているように
塾では講師たちが子どもたちの勉強、
自主性、意欲の持たせ方などについて悩んでいます。
保護者の方と悩みを共有し、共に考えることで、
子育てにも勉強にも、良い方向を
見出すために、保護者の方と
ざっくばらんに話せるように
ママカフェを思いつきました。
第一回目のママカフェのテーマは
「子どもとスマホ」
ご出席いただいたのは、
今まさに家庭での悩みの種だったので
参加したかったという
中2、中3のお母様たち3名。
子どもがスマホを使う目的としては、
断然、LINE。
初めのうちは時間制限のお約束があったけれど、
だんだん守れなくなり、
決まりがなし崩しになってきたので
スマホを取り上げてしまったご家庭もありました。
そこまで熱中している
子どもたちのLINEの中身は、
学校への持ち物、宿題の聞き合い、
友達とのコミュニケーションの延長、
部活の練習日時の変更や場所の確認です。
部活内での子どもたちの決め事は
校内でするよりも、子どもたちのグループ
LINEになっていて
LINEがなければ、練習場所や
前日の変更点や試合に使用する
ユニフォームも分からなくなり、
子どもはついLINE情報に敏感になってしまう。
学校側は、子どもたちのLINEの使用を
抑制していますが、子どもたちはラインで
連絡を取らざる得ない状況におかれていることもある。
また、最近の教育では
子どもの自主性を重んじる風潮があり、
むやみに取り上げてしまってもよいのか、
父親は、「子どもの自主性を信じろ」というが、
まだまだ未熟な子どもの自主性を
どこまで信じ、サポートすればいいのかという
お母様たちの悩みは深いものでした。
そもそもの世の中の連絡方法が、
すぐに連絡が取れるメールやLINEを
使えることを前提としていて、
直前の約束の変更や取り決めが多く
子どもたちを取り巻く社会全体の
環境が変化しています。
ママカフェの中の話では、
親の方が決まりを決めてしまわないで、
子どもと一緒にルール作りをしてみようと
いうことになりました。
子どもたちは我慢を学ぶことも必要なので、
出来なければ、取り上げという話もありました。
スマホには勉強のためになる良い情報も
ありますが、遊びになるツールは
それ以上にたくさんあります。
なので、遊びのツールを我慢して、
勉強にだけ使えるまでには
心も鍛えておかなければ、
スマホの使用は生活をだらしなくする
ものでしかありません。
スマホをそばに置いて、勉強するのは、
食べたいケーキを机に置いて、
食べてはいけないと言われながら
勉強をするようなものです。
お坊さんでさえ、修行するときには
お寺や山にこもるのですから、
子どもにも勉強だけしかできない環境が
あった方がいいのです。
例えばiPhoneなら
スクリーンタイムの機能を使って
強制的に使用時間の制限をすることもできますが、
ルールが守れず、スマホと勉強の
区別が曖昧になるようであれば、
手っ取り早く、勉強時間においては
スマホを勉強部屋から切り離すのがいいでしょう。
※スマホの使用時間制限の方法については、
この記事の下でお伝えしますね。
今回のママカフェで
お母様たちとお話ができ
お母様たちの悩みが共有できて
有意義な時を過ごせました。
この時間が、これからの子育ての
一助になれたらいいと思います~
<保護者様の感想>
他の方のいろんな話が聞けて、とても興味深かったです。
自分の悩みも話しているうちに、自分なりに解決法が浮かんできて
良い時間となりました。
次回もぜひ、参加したいです。(中2保護者)
ITの使い方以外に、学校との関係で困っていることなども話し合えてよかったと思います。
貴重な機会をありがとうございました。(中3保護者)
愚痴のような感じになってしまいましたが、他の方の意見が聞けて良かったです。
スマホのスクリーンタイムの機能が聞けてためになりました。
個人的に英語のアプリなど次回お聞きしたいです。(中3保護者)
今回はママカフェの初回ということで、
開催にも不安がありましたが、
今後もママカフェを通して
親御さんたちと交流をして
子どもたちのよりよい生活や
勉強を目指していきたいと思っています。
次回は11月中旬を予定しています。
定期的に開催して、
悩みや愚痴を話したり、
楽しい交流をするものですので、
ぜひお気軽にご参加ください。
参加をご希望の方は、
お子様が当塾に通われている方は
LINEで一言お知らせください。
お子様が当塾に通われていない方でも
参加していただける内容の企画も
今後考えていく予定です。
ママカフェをお知らせする際に
その旨記載いたしますので、
ご興味のある方はぜひチェックしてみてください。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
◆iPhoneなどのiOSの場合の時間制限
①「設定」
②「スクリーンタイム」
⓷「休止時間」
④「休止時間」をオンにして、iPhoneを使わない時間を設定
※休止時間を設定した間は、限られたアプリしか使えなくなります。
(初期設定ではメッセージ、FaceTime、マップのみ)
※防災関係のアプリなど、使用を許可したいアプリがあったら、
「常に許可」で使えるアプリを選んでおくといいですね。
※「スクリーンタイム・パスコードを使用」で、
子どもが設定をさわることを防げます。
◆AndroidOSの場合の時間制限
docomo、au、softbankなどの携帯会社各社から
子ども向けサービスが出ていますので、
それを使ってもいいですが、
Googleが作った「Googleファミリーリンク」という
アプリもあります。
それぞれ特徴があるので、
実際に使ってみてどれがいいか
試してみるといいと思います。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
神明塾についてはぜひホームページもご覧ください。
未就学児~小学生の教室はSJキッズ教室にて行っています。