これから小学校に上がる、または中学校に上がる子どもを育てている親御さん、小中学校は義務教育なのでそんなにお金はかからないだろう、と思っていませんか?もちろん自分もその1人。
でも近所のパパ友に聞いたら、どうもそんな簡単にはいかないようです。
そんな中、とても良いニュースを耳にしました。
神奈川県海老名市が小中学校の教材費を無償化するそうです。
(※2023年12月19日(火)朝日新聞朝刊を参考にしています)



義務教育でも意外とお金が出ていく小中学校



小中学校は保育園みたいに収入に応じて月額が変わるということはないですが、園と学校の大きく違う所・・・それは学習する学校だ、ということです。
となると教材は必須。またドリルや算数セット、体操着などもありますし、どんどん身長・体重が増えるので、洋服や上履き、靴も長くはもちません。傘も何本も壊されると聞きます・・



海老名市では現在も教科書は無償だが、教材セットは有料



海老名市の内野市長は、2024年度から市立の小中学校全てで教材を無償化する、と明らかにしました。
現在は小中学校の教科書は無償提供されますが、単元ごとのワークテストや図工・理科などの教材セット、漢字ドリルなどは有償だそうです。
負担額は学校や学年によって差がありますが、児童1人あたり年間で10,000円~19,000円程度かかるそうです。



2015年から既に小1と中1では教材費を無償化していた海老名市



入学時に負担が大いのは小1と中1です。この2学年については同市は2015年から無償化していたそうです。しかし2024年度から全ての学年での無償化に踏み切りました。
無償化の予算は今年度は約3,700万円ですが、今後全学年に広げると年間15,000万円が必要になると見込まれています。

市長の公約のひとつだった
2023年11月に投票が行われた海老名市長選挙では、内野市長は6選を果たしました。今後4年間の公約の一つである教材費の無償化について、ある市議から繰り返し迫られ、決断したとのことです。



まだまだ予算が足りない現実



教材費が無償化されることは保護者の負担を目減らす意味ではとてもありがたい取り組みです。
ただ、子どもへの予算はまだまだ必要であることを市長は認識しているようです。

 

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例えば、学校へのエアコン設置など費用がかかる事業がまだ残っているそうです。
今回の教材費の無償化は当初は段階的に実施する予定だったそうですが、最終的には全ての学年で無償化されるようになりました。



給食の無償化は国や県の動向を見て?



一方で、学校給食の無償化は実施しないことで改めて確認したとのこと。国や県の動向も踏まえて、今後考慮していくそうです。