夏を終えて。

今日はやけに涼しかったな。

夏の終わり、
って感じでした。

たぶん、
また明日から暑くなるんだろうけど。笑




AINE限定復活ツアー「Believe"2013"」。

8月25日、名古屋LIVE HALL M.I.Dにて、
名古屋ファイナルを終えました。

24日、25日と同会場にて2daysでしたが、
会場が同じでも、それぞれ違う、
名古屋の良さを集結させたような2日間でした。

ツアーを終えて、
どれが最高とかじゃなく、
その日、その場所、その時間でしか出来ない、

全てが、
そんなライブでした。



きっかけなんて、
ただのわがままだったんだと思います。

適当に過ごしてたら、
ただのわがままのままだったものを、

待ってくれていた人たちの想いを、
ただ無下にしていくだけだった時間を、

かけがえのない時間に変えられて、
また沢山の人たちの心を動かせる、

そんな環境に居たという事実を、
本当にありがたく感じました。

そのことに、まず、
心からありがとう。



そして、

来てくれた方々をはじめ、
この限定復活に来れなかった方の為にも、

もう恥ずかしいことなんて何も無いし、
今の俺を、洗いざらい全部書きますからね。



AINEは、
間違いなく最高です。

知らない人に何を言われても、
それはみんなが証明してくれてますから、
その自信は全く揺らぎません。



2012年3月24日の休止から、
1年4ヶ月経っての期間限定復活。

「期間限定」ってなんだよ。

って思った方も、
きっと少なくないでしょうね。



2012年3月24日、休止したタイミングに、
休止の意味を問われていても、

たぶん、
ぼやっとした事しか言えてないと思います。

俺個人の話ですが、
休止中の気持ちとして、

10年近く必死こいてやってきたものを、
そんな半端なままにしておきたくない、

って想いが強くなったのも、
この夏、動かせてもらったひとつの理由です。



それでも、
休止の時間を与えてもらえたことに関しては、
俺にとっては本当にありがたかったし、

止めないと、
分かってないことばかりのままでした。



俺は本気でやる音楽を、
AINEしか知らない。

俺の音楽活動は、
AINEが全てでした。

でもその考えの、
根本がちょっと間違ってたことに気付いた時、

焦りとか恐怖とか、感じるのが遅すぎるよ、
っていう激しい悔しさにかられました。



先に、
大きな「期間限定」の理由を言うと、

音楽活動に区切りをつけよう、
って気持ちからの「期間限定」でした。



限定復活がスタートする前、
今野さんと久しぶりに連絡をとり合ったとき、

夢なんて言える大それたものじゃないけど、
違うことを始めようと思ってました。

でも俺はバカだから、
中途半端な状況、後が控えた状況ではやれなくて、
それは白紙にしました。

そのお陰できっと全力になれたし、
夏を経た、今の自分と向き合う時間をもらえてるんですが。



話を戻すと、

俺っていう個人は、今まで、
AINEだけを必死にやっていれば何とかなる、

っていう甘い考えで、
それに精一杯でやってきてしまったから、

AINEのボーカルとしてじゃないと、
プロのフィールドでは音楽活動が出来ません。

お客さんの力を借りて歌うことは出来ても、
俺個人が成立してないと申し訳ない。



ステージに立てなかった期間と、
この限定復活の時間で、

改めて、ステージに立つこと、
歌うことが好きで、それに誇りを持ってることを、
心底感じました。



好きだから、
歌にずっと触れていられたらと思ってます。

だったら音楽したらいいじゃん、
って思うかもしれません。

きっと、根っこの部分で好きだから、
ずっと続けてこれた、この約10年。

その年月を、
音楽活動と共に重ねるごとに、

背負っているものの重さを、
身を持って感じれるようにもなりました。

俺もいつか、
守るべきものを全力で守らなきゃいけない時が来るだろうけど、

今でさえ、見えているものを、
守りきれていないと感じてしまう現状。

そんな風に感じてしまう今、
人としてダメだし、嫌です。

それが当たり前にできるようになった時、
そこに人に伝えられる歌があったら、

なんて、
かっこつけて言うとそうなるんですが、

簡単に言うと、
俺個人、AINEを知っている上で、

今スタートでゼロから一生を音楽で食っていく覚悟に至ってない、
ってことです。

それが、
今の俺です。



頭やわらかく、楽観的に考えたら、
選択肢も増えるのかもしれないけど、

AINEが俺のベースで、AINEが好きで、
音楽で今野さんを裏切りたくないし、

かつ、俺は頭かっちんだから、
こんな風に考えてしまうのかもしれないです。



ホントはもっとかっこよくいたいです、
曲がりながらもアーティスト歴10年ですから。

でも俺はこれを伝えることをしないと、
絶対に次には進めない。



この夏を終えた今、
はっきりと「答え」を伝えられなくてすみません。

やり残したと感じていたものを、
再度、全力でAINEさせてもらって、

今、改めて、
本気で自分と向き合わなきゃいけない時だと思ってます。

前回の休止中の沈黙みたいにならないよう、
発信を続けていって、

俺自身を、
胸を張って伝えたいと思っています。



この夏は、
かけがえのない時間を過ごさせてもらえました。

音楽は人の心を動かせる、
自分の心ですら、そうです。

改めて、
ありがとうございました!!

俺でした!!