こんにちは
日本の美容鍼灸のパイオニア
上田式美容鍼灸(R)の創始者上田隆勇先生から直接技術を学んだ美容鍼灸師
福岡市東区、博多南にある美容鍼灸サロンNidom(ニドム)吉塚店・博多南店
院長の田代美沙子です
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福岡は梅雨入りしましたが
なぜか晴れの日が続いています…。
シリーズの途中ではありますが
多くの方に聞かれたので
この時期から気になり始める「紫外線」
についてまとめて見ました。
どうしても陽を浴びなければいけない時ありますよね。
運動会とか。
夏休みに入ると子どもに付き合って公園や山や海に行くこともあるかも…
今、美白意識の高い日本人女性が多く、様々な対策をしている方を見かけます。
紫外線が及ぼすお肌へのダメージはシミだけでなくたるみやシワをも引き起こす原因に。
しっかり対策すると同時に受けてしまった紫外線のダメージを残さないケアも大切です。
【対策その1】天候と地域と時間帯
予定によってはどうしようもないこともありますが
紫外線の強い時間帯比較的弱い時間帯は知って起きたいもの。
お買い物やワンちゃんのお散歩の時間など
自分でコントロールできることこは時間帯から意識してみましょう。
●一日の半分以上が午前10時~午後2時に
太陽の南中高度が高くなるのがだいたいお昼の12時ごろ、
その前後は一日の中で一番太陽が高い位置にいる時間帯です。
午前10時~午後2時に洗濯物を干したり買い物に行ったりする時はちょっとの間とは言えども
注意してましょう。
●曇りでも侮るなかれ!
快晴の時の約50%の紫外線が降り注いでいます。雨の日でも20%もあるのだとか。
日が照っていないから大丈夫なんてことはないのです。曇りの日でも対策はしっかり。
●南に行くほど紫外線が強い?!
地球の中でも赤道付近が一番暑いのは有名な話。
赤道に近くなる程紫外線量も増えているのです。
日本は赤道に近いとは言えませんが
それでも北海道に住んでいる人より、沖縄に住んでいる人の方が紫外線をより浴びることになります。
【対策その2】日焼け止め
具体的な対策アイテムに入っていきましょう。
様々な日焼け止めが出ていますが、一体どれが良くてどう違うのか難しいところ。
なんとなんーくCMでみるような有名なものに手が伸びてしまいますよね。
自分にあったものをシーンによって使い分け、正しく使用することで効果を発揮してくれます。
●「紫外線吸収剤」「紫外線散乱剤」の2種類に分けられる
日焼け止めと一口に言っても大きく2つん種類に分けられます。
紫外線を吸収して防ぐ「紫外線吸収剤」と散乱させて防ぐ「紫外線散乱剤」
名前の通りです。
「紫外線吸収剤」《防御力は高いけど刺激は強め》
伸びがよく使いやすいのが特徴です。
紫外線を防ぐ力も強いとされており、白く残ることもありません。
ただし、防御力が高いぶん刺激は強め。
紫外線を吸収して皮膚の表面にとどめておくというものなので肌が弱い人や子供などは肌が荒れたりかぶれたりすることも。
「紫外線散乱剤」《低刺激だけどベタつきや白残りがある》
紫外線を散乱(跳ね返す)させるためお肌に優しいのが特徴です。
ただし、白く残ったり、肌馴染みがあまり良くなくベタつきが残ってしまうことも。
肌が弱い人や子供でも比較的安心して使えるものが多いのは嬉しいですね。
●SPFとPAって何?
ついついどちらも高めのものを求めがち。。
でも実はそんなに強い効果が必要もない時もあります。
意味を理解し使い分けましょう!
「SPF(サンプロテクションファクター)」
別名「紫外線防御指数」とも呼ばれており、
紫外線B波を防ぎ紫外線を浴びた時に皮膚が赤くなるまでを何倍まで長くできるかを表しています。50が最大値でそれ以上は50+と表されます。
SPF1でだいたい20~25分。SPF50の日焼け止めだと50×25=1250分つまり20時間50分は効果が持続するということです。(ただし汗で流れたり、取れたりしていないということが前提。)SPFが高ければそのぶん刺激も強め。肌を守るためにつけているはずが肌荒れをしては元も子もありません。外出時間によって使い分けましょう。
近所のスーパーへのお買い物や洗濯物を干したり取り込んだりという時はSPFは20くらいの低めのもので十分。
長時間外で日光を浴び続けるような時は30以上の強めのものをつけるといいです。
「PA(プロテクショングレードオブUV-A)」
紫外線A波を防ぎ、肌が黒くなるのを防止します。+が多くなる程強くなり、++++が最大値。こちらも使用するシーンによって使い分けましょう。
・長時間外でスポーツをしたり、海や山に行ってレジャーを楽しむ時→SPF50/PA++++
・通勤通学など数時間の外出→SPF30/PA+++
・ゴミ捨て、洗濯物干し、近所へ買い物など数十分程度→SPF20/PA++
●オススメの使い方
朝一度つけたとしても汗で流れ落ちたり、服で擦れたりと落ちてしまいます。数時間おきに塗りなおすことが重要です。また、肌への刺激のことを考えると強いものを使うよりも弱いものをこまめに塗りなおす方が肌に優しく、実は紫外線を防ぐのにもより効果的です。たっぷり使ってくださいね!
【対策その3】アイテム
●サングラス・メガネで目を保護!
目から入ってくる紫外線は実はかなり厄介です。目の保護をせず紫外線を浴びていると、体を疲労させたり、体はしっかり日焼け対策していたのに色が黒くなったりすることがあります。
しかし注意して欲しいのは、黒いからサングラスとしての役割が高いわけではないということ。しっかりとUVカット効果のあるサングラスを使用しましょう。目は暗いところではより光を多く捉えようと瞳孔が開きます。UVカット効果のないただの黒いメガネでは、紫外線が瞳孔が開いた状態の目に入っていくので、より多くの紫外線を浴びてしまうことになるのです。
●帽子・ネックカバー・アームカバーで皮膚を保護
帽子は首の後ろまであるものやつばが広いものを選びましょう。
ネックカバーやアームカバーなどで服で隠しきれない部分を覆うのも効果大です。
ただしUVカット機能付きの衣服は繊維に練り込んで作ってあるものと、上から UVカット剤を吹きかけて作っているものがあります。織り込んであるものの方が効果の持続力は長く、吹きかけタイプは効果が落ちていくのが早めです。できれば毎年新しいものを購入し使用することをお勧めします。
【対策その4】食事
●紫外線に効果的な食べ物と逆効果な食べ物
ビタミンA ビタミンC ビタミンE を多く含むものがいいと言われています。
いずれも美肌に重要なビタミンです。
ただし注意しなければならないのが「ソラレン」という物質。この物質は光毒性があり、紫外線の吸収を高めてしまいます。紫外線に対する反応が良くなってしまうので、少しの紫外線でもシミになりやすくなります。
ビタミンCだからと朝の柑橘類はNG。他にもイチジク、セロリ、人参、粒マスタード、パセリなどなど注意しましょう。
これらは夜に食べるのには問題ないため食べるなら夜に!
朝はソラレンの少ないものにしましょう。ビタミンも豊富でソラニンが少ないレタスやトマトがオススメ。
【対策その5】車の中、家の中
●油断大敵!屋内は気づいたら日焼けしている危険地帯
車の中や家の中でも、ガラスを通して入ってきます。最近ではUVカット効果のあるガラスなどが採用されているものありますね。
車の中では日焼け止めを要したり、しっかりアームカバーを使用したりしましょう。
屋内でも油断ぜず、あまり窓の近くで過ごさないことや窓の近くで過ごす場合はしっかり紫外線対策グッズを利用するようにしましょう。
【対策その6】アフターケア
今までは紫外線を浴びないようにする対策を中心にお伝えしてきましたが
最後に浴びてしまった紫外線のダメージを極力低くするためのケアについて。
●当日はとにかく冷やしてしっかり保湿 美白化粧水はNG
日焼けをしてしまった時、赤くなっているのは肌が炎症を起こしているから。
当日は患部を冷やして沈静化させ、お肌に水分をしっかり含ませてあげましょう。
ここで注意したいのは、美白化粧水。美白化粧水は刺激の強いものが多く、日焼け直後のデリケートな肌には刺激が強すぎます。使いたくなる気持ちもわかりますが、肌に優しい保湿剤をたっぷり使ってあげてください。またビタミンCを多く摂り、常温のお水を飲んで体の中から水分補給してあげましょう。
そして体外に水分を排出し、血管を拡張させて炎症を悪化させる恐れのあるアルコールは控えてください。
●数日後落ち着いたらはしっかり美白ケアを
炎症が落ち着く翌日以降は、美白ケアをしっかりしていきます。
メラニンの生成を抑制するようなビタミンC誘導体やプラセンタエキス、アルブチンなどが入ったものを使用するいいです。
もちろん食べ物も気をつけてその4でお勧めしたものなどは積極的に取り入れましょう。
●ヒリヒリが収まらないほどひどい時
ヒリヒリがひどく、水膨れになったりするほどひどいものは必ず病院へ行きましょう。水ぶくれは絶対に潰してはいけません。また、皮膚が向けてくる場合も無理にはごうとぜず、そのままにしておきましょう。
まとめ
紫外線は量は違えど夏だけではなく一年中降り注いでいるものです。
夏だけのケアではなく、冬でも秋でも日頃からしっかり対策することが
美肌へ近道
とはいえども、紫外線は悪いばかりではなく、
紫外線を適度に浴びることは私たちの体には必要なことなのです。
紫外線を浴びることににより、体内でビタミンDが作られ、
骨を強く丈夫にしてくれています。
もし紫外線を一切浴びなければ、
骨は脆くなり病気になってしまうことも
紫外線を100%避けることはできないので
うまく対策していくことが重要ですね