どう対処して良いのか?

どうして食物アレルギーになるのか?

 

 

アレルギーが出る成分を遠ざける。

というかなり前のイメージを持っている方も

おられるのではないでしょうか?

 

 

もちろん、その子供のアレルギーの程度によって

摂取量はキチンと見分けなければいけません。

(キチンと見分ける試験についても後述しています。)

 

 

昔のイメージからだとビックリですが、、、

 

 

子供の食物アレルギーNG対応

 
①アレルギーの予防のため離乳食を遅く始める
 
②アレルギー予防のため
母親も妊娠・授乳中は原因となりそうな食物を避ける
 
③血液検査で陽性と出たら食べさせない

 

 

本当に!?

と思いますよね!?

 

 

そもそも

 

 

二重丸食物アレルギーの原因とは

 

 

アレルギー物質が体に入る経路は

口からと皮膚からの2つがあります。

最近の研究でこの二つのどちらが先になるかで

食物アレルギーを発症するかしないかが分かってきました。

 

 

食物アレルギーとは体に入った食べ物を

免疫細胞が異物と勘違いして排除しようとして起こります。

この攻撃が続くと体が傷ついてしまうため

この間に制御性T細胞と呼ばれる

攻撃を止める細胞が腸で作られるのです。

 

 

生まれてから一番最初に

口から食べて腸で吸収しておけば

攻撃を止める細胞が作られ

食物アレルギーにはなりません。

 

 

 

 

しかし

炎症した皮膚から先に吸収してしまうと

この細胞が作られないため、免疫の攻撃が止められず

食物アレルギーになるのです。

 

 

つまり、肌に炎症があると

食物アレルギーを

発症するリスクが高まる

のです。

 

 

子供の食物アレルギーの割合

乳幼児(1〜6歳) 5〜10%

 

 

 

Q、炎症した皮膚からの侵入が防げれば炎症しない?

 

アレルギー性鼻炎や喘息でも炎症は起きているので
上記症状がある場合は
→食物アレルギーを悪化させる可能性があります
 
 
Q,食べ物の成分が皮膚からどうやって入る?
 
食べ物を調理している時に
匂いなどで何を作っているか分かるように
食べ物の成分は空中を舞っています
その成分がホコリと一緒になって皮膚にくっついたり
寝具についていたりすると、肌に炎症を起こしている
お子さんの皮膚から侵入してしまいます。
 
 
逆に肌に炎症がない子ども
食物アレルギーになりにくいです。

 

 

 

 

子供の食物アレルギーNG対応

 
①アレルギーの予防のため離乳食を遅く始める
 
右矢印かえってリスクを高めてしまう
離乳食は意図的に遅らせなくていい
 
 
②アレルギー予防のため
母親も妊娠・授乳中は原因となりそうな食物を避ける
 
右矢印特に避ける必要なし
母親が食べた物は母乳から赤ちゃんに少しだけ移行します。
例えば卵を食べて少しでも赤ちゃんにあげれば
先に口から入るので卵アレルギーになりにくい
可能性があります。
 
 
③血液検査で陽性と出たら食べさせない
 
右矢印少量なら食べられることも

血液検査で陽性でも

ほとんどの場合少量なら食べられる

*食物経口負荷試験で安全に食べられる量を確認

 

 

丸ブルー食物経口負荷試験とは、、、

どのくらいの量までなら

食べても症状が現れないかを

調べる検査

 
 
曖昧なニュアンスで表現して
間違った解釈をさせてはいけないと思い
今回は文章が長くなってしまいました。
 
 
最後まで読んで頂き
ありがとうございます。
 
 
 

 

 

~松本守 プロフィール~

鍼灸院や整骨院、整形外科で勤務し

西洋医学、東洋医学による治療を研鑽。

 

現在は企業や個人宅に赴き出張専門の

治療院を運営している。

 

プライベートではクロスバイク初心者の2児のパパ

 

 

 

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