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大阪上本町駅前

「伽藍堂鍼灸院」

多井一貴です口笛

 

 

今回は

「自分の心に基準を作る」について

お話していきたいと思います。

 

ここのところ身体に関する記事が

多くなってきていたので

久々に心についてお伝えしていきます。

 

 

昔の偉い人で孔子という人の書物に

論語というものがあります。

 

その中の「子路篇」というところに

次のようなことが書いてあります。

 

 

子貢問曰、郷人皆好之何如、子曰、未可也、郷人皆悪之何如、子曰、未可也、不如郷人之善者好之、其不善者悪之也。

 

この現代語訳としては

子貢(孔子の弟子)が尋ねました。

「地元の全員から

称賛されるように人物はどうでしょうか?」

 

孔子が答えることには

「それはまだ十分ではないですね。」

 

子貢はさらに尋ねました。

「では地元の全員から

憎まれるような人物はどうでしょうか?」

 

それに対して孔子は

「それもまだ十分ではありません。

最も良いのは地元の善人から好かれ

悪人から憎まれるような人物だ」

と答えられました。

 

これは昔の中国で

儒学的に評判の高い人を

地元有力者に推薦することで

人格的に素晴らしい人を登用することを

意図していました。

 

しかし結果として

賄賂や汚職が横行するということに

なってしまった。

 

その際に

注意するべき事柄を説いたものだと

言われています。

 

ただ僕はこのお話を聞いたときに

人間関係にも当てはまるんじゃないかなと

感じました。

 

どういうことかと言うと

自分の好きな人に好かれて

自分の嫌いな人から嫌われるというのが

一番良い人間関係なんじゃないかと

思うのです。

 

周りの人全員に

好かれようと思ってしまうから

それによって悩んだり

ストレスを抱えたりしてしまうと

思うんです。

 

他の孔子の話の中に

徳がある人は孤立しないよっていうことを

説いているものがあります。

 

よく言われる「徳」の意味は

正しいこととか善だというように

とらえられていると思います。

 

「徳」という漢字は

「行う、自分の心を」という意味が

合わさって出来ているように見えます。

※あくまで僕個人の感じたことであり

本当に語源がそうなのかはわかりません。

 

 

つまり

「自分の心の基準に沿って行動する」

ということになると思います。

 

その基準に沿って

好きなものは好き

嫌いなものは嫌い

 

そこをはっきりと作って行動すれば

自然と良い人間関係が

構築されるんじゃないかな。

 

正しい・正しくないではなくて

自分心の基準に従って

好きか嫌いか

そこにあるんじゃないかと思います。

 

 

一度自分の中の基準を作ってみてください。

 

そのことがきっと

あなたの心にとって

必要なもの

不必要なもの

 

それが見えてくるんじゃないでしょうか?

 

 

ここまで読んでいただき感謝です。

 

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