さて、18日の『訪問者』をもって私の連鎖公演は終了しました。
『トーマ』は各チーム1回ずつ、『訪問者』は2回観ました。
本当は『トーマ』をもう1回観たかったのですが・・・残念。
何を忘れていたかというと、前回2006年の『トーマ』の時もマチソワしていたということです!
観るのにエネルギー使いそうなものの時に限ってマチソワとは(笑)


ここからはキャストごとに何人かピックアップして感想を。


山本ユリスモール:観たのが初日のためか、ちょっと硬さを感じましたがさすがのユーリでした。
そうそう、原作では髪を耳にかけるような仕草してるよねって。


青木ユリスモール:最初はどうなるかと思いましたが、頑なに心を閉ざしている様子と、最後の詩を読むシーンが良かったです。このまま定着して次回もユーリかな??


曽世オスカー:こちらも早口に感じたのですが、ユーリを大切に思っている眼差しが好きです。


岩﨑オスカー:友人と共に、初めてな感じがしないという感想を持つほど、しっくりとしたオスカーでした。
ちょっと心が脆そうな感じでしたが、『訪問者』を観た後だと、納得できそう。


松本エーリク:期待に違わぬ、キラキラっぷりでした。もっと、真っ直ぐゆえに小ズルイ感じが出た方が好みかも。口をきゅっと結ぶ表情が好きです(笑)


関戸レドヴィ:観た後にじわじわと「なんか、良かった・・・」という思いがこみ上げてきた。やさぐれた雰囲気が良かったです。よく通る声がいいですね。


植田アンテ:客演さんです。エーリクを睨みつける眼力がすごかった(笑)柔らかさがもうちょっと欲しいですね。


牧島バッカス:眼鏡バッカスの復活ですよ!眼鏡好きには堪らないですね。下級生から人気があるのもうなずけ
る先輩でした。


奥田サイフリート:奥田さんは本当、何でもこなせてしまう方だなあと改めて感動。正統派サイフリートなんだろうけど、今までが濃すぎて(苦笑)薄くみえてしまった。


高根サイフリート:なんか、格好良かった。妖しさとかワイルドさが減ってしまっていて、ちょっと残念。


仲原リーベ:みんなのリーダー!溌剌と言う言葉が良く似合う。髪をセットしているアーダムの頭をぐしゃぐしゃってして階段をかけあがって行くのが微笑ましかったです。


緒方リーベ:引っ張って行くというより、バランサータイプ?あまりアクティブな役のイメージが無いので、フェンシングシーンは新鮮でした。


吉田アーダム:ほんわか可愛いアーダムだけど・・・吉田さんの使い方勿体無いなぁと思ってしまう。今回はヘラがあるからしょうがないのかな。


石井アル:最大の見せ場は「見た人がいるんだって。オスカーと・・・ユーリが・・・キスしてるとこっ><(←イメージ
笑)」でしょうか。


神野イグー:妙においしい役に感じられた。犬っころみたい(笑)


冨士ヘルベルト:ぴったりでした。カリカリピリピリしてるけど、歳相応にちょっとふざけちゃうところも良いです。


船戸ミュラー:藤原さんで見慣れているので若いなと思ったのですが、『訪問者』ラストから5年後ってことを思うとちょうどよいくらいなんですね。でも病室で医者の藤原さんに診られている場面に逆?って思いました。


藤原エリザ:もうね、エーリクの「くそばばあ!」が爽快に思えるほど、嫌な婆さんしてくれています。


山﨑シュヴァルツ:あの・・・実は・・・出てきた瞬間に「ああ、もう山﨑さんはユーリじゃないんだな」という思いが押し寄せてきてしまい、早くも涙目になっていました(苦笑)そして「君に会えてうれしいよ」にキュンとなりました(笑)包容力では楢原さんかな~。


石飛アデール:子を亡くした母親を演じたらナンバー1かも知れません。


素敵なお茶会メンバー:シャールは二人ともユーリで抑制されているものが全て解放されていましたね(笑)カイザーとヘニングはやたらとべったりしているしで、楽しいお茶会でした。フレッシュの平居さんはなかなか良い声の持ち主でした。ちょっと噛んでいたけれど、演劇経験ありそうな雰囲気。




初日の、開演してアベ・マリアが流れるまでの張り詰めた空気はすごかったです。
改めて作品をいかに大切に思っているかを肌で感じました。

そんな中で考えたのが、笠原オスカーについて。
今回から観始めた人はきっと、曽世さんや岩﨑さんが基準になるでしょうし、高根さんの人もいるだろうけれど、初めて観たオスカーだからという以上に、笠原オスカーが大好きな自分に気が付きました。
ドライさがちょうど良くて、それが及川エーリクともバランス取れていたのかなと思っています。
・・・などと言いつつ、結局ドラえもん(大山のぶ代さん)のような存在という言い方が一番しっくりくる(笑)