【タイトル】
Every Ballad Songs
【アーティスト】
Every Little Thing
【リリース】
2001/12/5
【トラック】
[1]Over and Over
[2]Time goes by
[3]愛のカケラ
[4]鮮やかなもの
[5]今でも…あなたが好きだから
[6]二人で時代を変えてみたい
[7]I'll get over you
[8]fragile
[9]The One Thing
[10]One
[11]sure
[12]All along

【総合評価】3.8


 コンセプトアルバム。バラードがどちらかと言えば避けがちの当方が敢えて音源入手に踏み切った作品、強調するのはこの作品の良さというよりは他のアーティストでは有り得ないだろうという点。

 バラード集とアルバムを作っているが元々そういう曲調が持ち歌で多いじゃないかというアーティストがたまに居る、誰とは言わないが何か勘違いしていないか。[ELT]とは関係はないがふと思い出したので軽く触れた。


 前回の『Every Best Single+3』と重なるのは今作品の冒頭2曲のみ。2年近く経っているので『fragile』など新たなシングル楽曲も増えているが、半分はアルバム曲かカップリング(c/w)。元々英語タイトルが多いのだが、オリジナルアルバムには日本語タイトルの楽曲もあったりする。日本語タイトルだけでも1枚アルバムは作れるのではなかろうか。


 推薦としては『今でも…あなたが好きだから』。マイナー曲調ではあるがサビの盛り上がり方が急でもなく直線的でもないところが良い。そもそもマイナー曲調に暗いだとか直結した考え方が良くないことで、当方はそう思っていないものの閲覧している方がそう感じているのではないかと勝手に思ってしまう。案外考えすぎなのかもしれないが。

 何故にこの曲がアルバム曲だったのか、と当初は納得がいかなかった。よく聴いてみると歌詞の量が普段の[ELT]楽曲よりかは多い、マイナス点とは全く言えないが少し詰め込んでいるのかなという印象。


 こういったアルバムの難しさを感じるのは曲の順番。供給側には大変申し訳無いがこれがベストなのだろうかと少々感じてしまった、取り敢えず自己流に組み直してみたところでもっとしっくりこなかった。冒頭の出だしと最後の着地が出来ていれば、あとはどのような順番でも結局あまり大差はない。


 補足として初回限定盤には『Silent Night』と『White Christmas』がボーナストラックとして収録されている。当方が音源入手したのは通常盤。(完)