【タイトル】
Strawberry Cream Soda Pop “Daydream”
【アーティスト】
Tommy february6
【リリース】
2009/2/25
【トラック】
[1]T.O.M.M.Y
[2]EVERYDAY AT THE BUS STOP
[3]♥KISS♥ ONE MORE TIME
[4]Bloomin'!
[5]je t'aime ☆ je t'aime
[6]Love is forever
[7]MaGic in YouR Eyes
[8]L・O・V・E・L・Y ~夢見るLOVELY BOY~
[9]I still love you boy
[10]♥Lonely in Gorgeous♥
[11]Can't take my eyes off of you
[12]ふたりのシーサイド
[13]トミーフェブラッテ、マカロン。
[14]Is this feeling love?
[15]I'LL BE YOUR ANGEL
[16]★CANDY POP IN LOVE★
[17]SwEEt dREAM
[18]○Strawberry●Cream○Soda●Pop○

【総合評価】3.5


 《the brilliant green》ヴォーカル川瀬智子の「別人格」によるベストアルバム。興醒めた言い方をすればソロプロジェクトであり作曲やサポートも《the brilliant green》メンバーが行っているため結局はグループで活動していたことにはなる。

 とはいえバンドの時とは様変わりした音楽。変幻自在と言うのは言い過ぎかもしれないが、その切り替わりは容易に出来るものではないし両方とも一定の認知度を得ているのはやはり流石と言うべきか。


 前回の《the brilliant green》ベストアルバムの回で触れたが、グループが活動休止の間はこちらに力を注いでいる。更には「Tommy heavenly6」というこれまた別の人格まで生み出した、こちらは強めのロック主体で余裕があれば聴いてみてほしい。

 ここでグループの「空白」期間の活動を扱っていると何か前回のフォローのようでもあるが、そのつもりは一切ない。むしろ《the brilliant green》の評価に『別人格』の評価をそのまま別個プラスしてもらいたい。


 大文字と小文字が複雑に入り雑じったタイトルがあるが誤植でも文字化けでもない、こんなに入力に手のかかる作品は中々存在しない。

 今作は「CD」「CD+DVD」「Blu-spec CD+DVD」の3タイプがあり、完全生産限定盤の「Blu-spec CD+DVD」は予約のみでほぼ完売し店頭に並ぶことは無かった。女性の支持層が根強くファンを公言する著名人もいる。
 音源を入手した立場から言わせてもらえばCDジャケットが手を出しにくいというものではない、内容も「ポップ」や「キュート」を出しつつも男でも十分聴きごたえがある。


 予習アルバムまで取り上げた流れの着地点は前回ではなく実を言えば今回である。アーティスト名を見てもらえば一目瞭然、明日がその日にあたる。(完)