11/27(日)東京・ジャパンカップ(G1・芝2400m)T.マーカンド騎手 結果4着

 

オールカマー、エリザベス女王杯の惨敗で、限界説や引退を求める声が大きくなっていたデアリングタクトですが、ジャパンカップでの激走で復活を感じさせ、無敗の三冠牝馬の実力の一端を見せてくれました!

 

4着ではあるものの、直線で2度も前が詰まりながらも最後まで伸び、上位争いに加わった走りには感動を禁じ得ず、出資者として溜飲が下がる思いでした!

 

 

しかし、今回の好走は、マーカンド騎手のおかげであるという意見や、その騎乗内容を賞賛するような意見が結構多い気がします。

 

確かに、マーカンド騎手は豪快に馬を追えるので、最後の直線での伸びにつながっていると見る向きもできます。

 

ただ、杉山調教師が「もう一列前を取れたら良かった」と言うように、道中の位置取りが後ろ過ぎ、直線で2回も前が詰まり、結果も4着。

 

この事実だけ見れば、賞賛されるような騎乗内容ではないのです。

 

勝負に徹し、内にこだわった点などは理解ができ、悪い騎乗内容だったとも思いませんが、賞賛されるような騎乗内容でもないのです。

 

特に、短期免許の外国人騎手に騎乗を依頼するのは、日本の騎手と違い、馬の将来のことを考えず、その場限りの騎乗をしても良いので、必ず結果を出してもらいたいからです。


その結果が馬券圏内にも入らない4着では、デアリングタクトに求められている結果を出したとは言えず、そもそも賞賛される騎乗内容とはならないのです。

 

また、もっと上手く運べていれば、1着の可能性もあったと言われるようなレースをしているようでは、賞賛されるべきではないのです。

 


 ジャパンカップでのマーカンド騎手の騎乗内容は、悪いとまでは思わないですが、良くても「普通」なのです。

 

他レースでのマーカンド騎手の騎乗内容は素晴らしいものがありますが、ジャパンカップではそうではなかったのです。

 

 

マーカンド騎手への過度な賞賛の意見を見ると、違和感を覚えざるを得えませんでした。

 

正直、これまでの松山騎手の騎乗に対するアンチテーゼで、賞賛しているような気もします。

 

また、成績が良い外国人騎手の騎乗を、常に神業を発揮しているように思い込み、手放しで高く評価する人もいるなと思いました。

 

 

ジャパンカップの結果において、賞賛されて良いのはデアリングタクトだけではないでしょうか!

 

位置取りが後ろ過ぎで、直線も2度前が詰まり、それでもなお伸びてきたレース内容は、デアリングタクトの能力や底力によるものです。

 

それは、騎手の手腕により発揮されたというものではなく、デアリングタクトが本来持っているものが、やっと発揮されたということなのだと思います。

 

 

もう一つ褒められるものがあるとしたら、エリザベス女王杯からの中1週という厳しいローテの中、実力を発揮できるまでの状態に仕上げた、助手の池水さんの手腕ではないでしょうか。

 

今回の池水さんの仕上げには、感謝しています!

 

 

ジャパンカップの結果によっては、引退の可能性もありましたが、牧雄代表が以前発表していたとおり、来年も現役続行になるのではないでしょうか。

 

いち出資者としては、デアリングタクトの走りをまだまだ見たいですし、何よりもう一度勝利する姿を見たいです!

 

クラブの発表を心待ちにしておこうと思います!

 

 

デアリングタクト

(シャフリヤールの斜走がなければ・・・。1着のヴェラアズールは、最近活躍馬がやっと目立ち始めてきたエイシンフラッシュ産駒でした。種牡馬エイシンフラッシュの評価が急上昇しそうですね!)