【神名】 五十猛命(いそたけるのみこと)
樹木はただそこにあり、体験し、自らを悠久の時の中に知るのです。
天と地の間で調和をとりながら、外に起きている出来事を個人的に受け止めはしません。
日照りが続いても、それを自分のせいとは思わないでしょう。
大きな木のように、大地に根を下ろして、
自己中心性という眠りから覚める時がきています。
【御利益】
農林殖産 木材 建築業守護 漁業 造船 航海安全など
【テーマ】
現実を自分のうちに見つける 古いパターンに気づき手放す
【神社】
五十猛神社(福岡県)
伊太祁曽神社(和歌山県)など
【カードからのメッセージ】
大屋毘古神は別名五十猛命といい、木の神様です。
高天原から多くの木の種をたくさん携えて地上に降りてきたので、日本は緑深い国になりました。
今まで放置していた問題や過去の出来事が、再び浮上してくる兆しが見えます。
大屋毘古神は、本当の現実とは自分の内側にあるのだということを思い出させてくれる神様です。
過去の出来事や、今まで見たくなくて見てこなかった物事は、あなたが内側を見るチャンスを作ってくれます。
ここで、きちんと自分を見つめ、対処すれば、逆にすばらしい幸運をキャッチすることに直接つながります。
古い自分のパターンを見つけましょう。
パターンが始まったのは、いつからでしょう?
原因をさぐり、パターンに気づけば、おのずと手放していくことが可能です。
外の出来事に対して、自分が反射的にとってしまう行動を観察してください。
古い習慣を手放し、自由を手に入れましょう。
大屋毘古神は、自分が世界の中心であるという幻想から目を覚ますお手伝いをしてくれます。
野外に出て、大きな木に触れてみましょう。
抱きついて、その樹木と話してください。
木は偉大な教師です。
(出典『日本の神様カード』大野百合子・著)