デレステにはクール・パッション・キュートの分類があり、伊集院惠はクール属性なのでクール曲に合わせて撮ってみたことはもちろんあるのだが、意外と合わないと思うことが多い。デレステのクール曲はその実内にパッションを秘めているようなものが多いからだ。青春の悩みの中でもがいたり、手を伸ばしたりといった表現は伊集院惠にはミスマッチであり、そういう曲で踊らせると些か不格好に映ってしまう。そういう表現はやはり渋谷凛の得意とするところであり、なればこそ渋谷凛はデレマスの顔として長年人気を集めているのだと思う。
伊集院惠には、悩み・迷いとは一線を画す場面で、遊んだり、あるいは弄んだりするような表現がよく似合う。「モーレツ」はその「遊び」の方面に振れた曲であり、それもよかったのだが、それはそれとしてがっつり妖艶な魅力を引き出してくれるような曲を探していたところ、この「Pretty Liar」という曲が耳に留まった。期待通り、この曲は伊集院惠と互いの魅力を高め合う関係を築き得ると感じたので、MVを撮ることにした。
このような方針において彼女と合わせるべき演者として、岸部彩華が非常に適任であることはいい加減学習していたので、今回演者選びで迷うことはなかった。「Pretty Liar」に用いられた化粧道具や、鏡や、嘘などの各モチーフも岸部彩華と美しく調和していた。
衣装もディープスカイ・ブレイズの一択であり、曲の決定から撮影までスムーズに進むことが出来た。
ただ一つ配置に関しては、最初は伊集院惠をセンター、岸部彩華を左1としていたのだが、振り付け的に逆の方が合っているように感じたので逆にした。結果としてラストショットにて伊集院の顔が映らなくなってしまったのだが、そこはまあいいかと思ったので妥協することにした。
撮影においては、普段敢えて半目や目隠しの瞬間は避けるようにしているのだが、今回は曲が曲なのでそうした瞬間も積極的に抜いていった。特に目隠しの状態の伊集院が何故だか極めて魅力的に見えたが、それがこの曲のなせる業なのか、伊集院自体の特性なのかは解明されていない。
Beautiful Mekakushi Ladies![]()
伊集院惠
岸部彩華

















































































































