今夜も、明日の夜にかけて、花散らしの雨が降るそうです。

 

そうです、桜の花を散らす雨が降るのです。

もう盛りの桜は、強い春風に吹かれてハラハラ、チラチラ、ビュービューと舞い散っていますが、とうとう、だめ押し気味の雨が降り、すっかり桜の花を散らすのです。

 

少し感傷的になります。

 

つい2週間ほど前から、一気に桜が咲き始め、あっという間に満開、この世の春を謳歌していたのに早いです。

 

平安時代の藤原氏、平氏もかように思って桜、春を見ていたのでしょうか?

あの時代は、梅が鑑賞の対象で、桜は、どうだったのでしょうか。

 

豊臣秀吉が、死期迫る時に京都、伏見の醍醐寺で、大花見大会を開催したのは、自分の栄華の最終幕として挙行したと私は考えます。桜に対して、今の日本人的感覚をお持ちだったんですね〜〜

 

人を喜ばし、世間を盛り上げる満開の桜、そして、一気に散り、若々しい若葉が残る風情を想像されたのでしょう。

 

本当に桜を始め、草花は、時期を違えず可憐な花や愉しい花を咲かせます。

期待を裏切らない。

 

草花は、口がなく、話すことはできませんが、我々へ語りかけてくれます。

 

近頃ますます、うんざりとする官庁の公務員や国会議員、それからおこぼれをもらおうとする輩たちへ、言いたいです。

期待を裏切らない、人の鑑賞に堪える花を咲かせてください。

 

また来春、桜に会いましょう。

ありがとう。