心を磨き魂を磨く! | 女性の活躍を応援!情熱社長のビジネス日記

心を磨き魂を磨く!



致知出版社様
から以前届いたメールマガジンの内容です。

 その昔、我が国はいまの若者たちが考え及ばないほど貧乏な国であった。
 
 しかし、その頃の家庭にはぬくもりがあり、総じて明るかった。

 親子の情は濃く、長幼の序は厳しく、そして礼儀正しかった。
 
 母親は寡黙でつつしみ深く、人前、とりわけ子供の前では父親を立てた。

 来日した著名な外国人たちが、口を揃えて
 「礼節の国」「道義ニッポン」と讃えてくれた国でもあった。

 戦後は食べるに食なく、着るに衣のないどん底の生活を体験しながらも、
 我が民族は汗と涙で経済大国日本を築いてきた。

 民族の底力と誇っていい。
 
 しかし、富(豊かさ)の構築とほぼ比例するように
 表現を変えれば、築き上げた富と引き換えるように
 民族の美点、長所を失ってきた。
 悲しいまでの現実の日々である。
 
 人間の倫理の道を説いた倫理研究所創設者・丸山敏雄氏は、
 「子は親の心を実演する名優である」
 と説かれている。

 子供が親の心を見事に実演し、
 名優ぶりを発揮した実例をご紹介しよう。

 著者にとって大事なお得意先であり、長い交友の経営する
  「三笠会館」という有名なレストランが銀座にある。

 創業者の谷さんは奈良のご出身であり、
 在家仏教で名を成した方でもあった。

 その三笠会館より以前発行された『るんびにい』241号で
 故・樋口清之教授(国学院大学)の随筆が
 戦前の家庭の姿、親子の生き様を語って余すところがない。

 樋口さんの友人で、よく貧乏に耐えて
 勉学にひたむきに努める人がいた。

 その友人が勉学に励んだ動機は「おやじの弁当」だという。

 彼はある日、母の作る父の弁当を間違えて持って行ってしまった。
 彼曰く、

 「おやじの弁当は軽く、俺の弁当は重かった。

 おやじの弁当箱はご飯が半分で、
 自分のにはいっぱい入っており、
 おやじの弁当のおかずは味噌がご飯の上に載せてあっただけなのに、
 自分のにはメザシが入っていたことを、間違えて初めて知った。

 父子の弁当の内容を一番よく知っている両親は一切黙して語らず。

 肉体労働をしている親が子供の分量の半分でおかずのない弁当を持ってゆく。

 これを知った瞬間、『子を思う親の真(愛)情』が分かり、
 胸つまり、涙あふれ、その弁当すら食べられなかった。
 
 その感動の涙が勉学の決意になり、
 涙しながら両親の期待を裏切るまいと心に誓った」という。

 それに引き換え、
 戦後の私権の主張のみに急な世相の中では、
 
 「お父さんの弁当の中身は少ないが、
 お前のはちゃんとした弁当だから頑張れ」

 などと発言しがちであるが、それでは

 「恩、愛の押し売りはごめんだ」

 と、生意気な子供の言葉がはね返ってくるのがオチであろう。
 
 この「おやじの弁当」の心こそ、仏道で説く「陰徳」の妙法であり、
 「慎独」の実践なのである。

                      *******

上記の話は、『致知』2009年1月号の巻頭言で紹介された、
アサヒビール名誉顧問の故・中條高徳氏のお話です。

読み返すことで、新たに甦る感動・・・

『致知』には、多くの感動と気づきがあります。

『致知』とのご縁を、心よりお待ち申し上げます。


致知出版社 小笠原節子


慎独:しんどくは、
独りでいる時も身を慎むことです。言志四録などにも出てくる言葉です。

【言志四録の引用】
誠の物を動かすは、慎独より始まる。

【意味】
誠実さが物事を成就させるというが、誠実さを産みだす原点は独りでいる時の慎みである。



陶冶:とうやは、
人間形成の事です。

崇高な志を胸に日々精進あるのみ!

致知出版社 大串喜子さん、藤尾佳子さんと


今日の一言
『崇高な志を胸に日々精進あるのみ。
心を磨き、魂を磨く!』



       
   

いつもクリックありがとうございます。


-------------------------------------------
【スタッフからお知らせ】
本日3月14日の日本経済新聞朝刊
「NIKKEプラス1」『何でもランキング』

「新社会人に贈る 先輩達の失敗談」に
朝倉のコメントが掲載されました。
-------------------------------------------



講師募集のための説明会開催決定!


誕生!
朝倉千恵子ブランド「パワーアップ名刺入れ」 
パワーアップ名刺入れ2