感動の裏側
丸ビルオフィスに越す前は
帝国ホテルタワーにオフィスがあった。
千代田区内幸町１－１－１
ナンバー１１１に
憧れ、そこで事務所を構えることを誓ったのが
今からちょうど１０年前
１０年ひと昔というが
本当に１０年前に
帝国ホテルにオフィスを構えたときは
たった一人の出発だった。
いろいろあった１０年・・・
思い入れのある帝国ホテル
時々、心から尊敬している方と一緒に
ランチを共にさせていただく
それが大きな楽しみの一つ
「地下の鮨源さんにいきますが
一緒に食事できますか？」
スマートな声掛けに毎回ありがたさを感じた・・・
本当に有難い
年に数回の楽しみ
それは、まさに至福の時間
今回もご一緒させて頂いた。
好きなものをたくさん頂いた。
「苦手なものはありますか？」
と聞かれた時だけ答える
「ひかりものが、あまり好きではありません・・・」
一杯頂いた最後に
こはだを見せてもらった
どうだろう？
やっぱり食べず嫌いではなく
食べても嫌いかも？
何回も過去にチャレンジしたが
やっぱり、かめずに飲み込んだ
青魚の光物の
独特の魚臭さがどうも味覚にあわない
本当に美味しいものを食べていないからだ
本当に美味しい光物を食したら
絶対に好きになるといわれ
何度も何度もチャレンジしたが
やっぱり・・・
しかし・・・
今回の、こはだの握りはめちゃくちゃ美味しかった
何しろ芸が細かい
この下ごしらえに
仕込みに
どれだけの時間を有したんだろう？
めちゃくちゃちいちゃなこはだを
何枚（何匹）も重ねて握ってくださった
美味しかった・・・
本当に
握り手がいいのか？
ネタの力か？
誰と一緒に食べるかか？
いずれにせよ、
めちゃくちゃ美味しかった。
飲み込まずに味わうことができた
握り手の技
小池直幸さんの素晴らしさ！！
本当に綺麗だった・・・
食べるのは一瞬
しかし、この一口の「美味い！！」に
どれだけの時間をかけて準備をしているのか？
本当に板前さんの仕込みの素晴らしさに感動した
すごい！！
何度も言うが食べるのは一瞬
しかし、準備にはビックリするほどの時間を有する
カウンターの中でまぐろの中落ちを
懸命にスプーンでけずりとっている様を拝見させて頂いた。
日ごろは裏方での仕込み
なかなか見ることはない
しかしながら今回は
見る機会を得た
いったいどれくらいの時間をかけて完成させるのだろう？
完成した中落ちのマイルドさに大きな感銘を覚えた
ねぎとろ巻きは好む人が多い
今回は軍艦で頂いた。
本当に美味しかった。
熱心にしたごしらをしていた
まるでひき肉のミンチのように
めちゃくちゃ綺麗だった
丁寧に作られた作品
丁寧に下ごしらえしたまぐろの中落ちは
軍艦握り
二回おかわりしてしまった
小池さんの握りがまたうまい！！
抜群の美味しさだった。
帝国ホテルでの至福の時間
仕事はすべて一緒だと思った
手を抜いての作品と
精根こめて
懸命に作った作品は違う
お客様の
「美味しい！」の一言の為に
お客様の
笑顔の為に
板前さんたちは懸命に下準備をする
華麗な作品は
裏での様々な苦労がある
雑な料理ではない
食文化が示す国民性というが
やっぱり日本料理
和食はすごい
すし職人さんの明確なこだわりが
作品に出ていた
感動した
本当にありがとうございました。
今日の一言
『見えないところで懸命に努力を重ねる。
その努力がお客様への大きな感動に繋がる。』
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