ある日の朝・・・
ある日の朝 部下に下記のメールを送った。 「外出時、足元注意」 雨で道路や 駅のホーム 階段 床がすべりやすくなっています。 くれぐれも気をつけて移動を 今もバス停の前でお年寄りが転ばれました。 慌てておこしにいきました。 その場で急遽応急手当てをしました 親切な女性が瞬時にティッシュをくださいました。 小学校にお連れして先生に声をかけました。 椅子を引っ張ってきて座ってもらいました。 今学校の先生に消毒などの依頼をしてきました。 目の前で転ぶ姿を見ました。 全社員へ 移動など 気をつけてください。 老人は擦りむいて血がいっぱい出ました。 最後に私の時間をずっと気にしてくださり 帽子をぬいで深々とお辞儀をされました。 泣きそうになりました。 父よりちょっと年上だと思います。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
一昨日、バス停の前で、バスを待っていた
外は雨が強く降り始めた
傘をさし、荷物を持って歩いている
老人が突然滑って転んだ
転んだ瞬間
私は見てはいなかった
転ぶ姿を見ていた女性が
「あっ転んだ・・・」と声を出したので
瞬時に目を向けた
あわてておこしにいった
老人は両腕を擦りむいている
目の前の小学校の正面玄関までお連れし
応急手当をした
学校の先生にお声をかけようと
学校に入ったが夏休みで
声かけに誰も反応しない
靴をぬいで、子供の声のする方向へ歩いていった。
事情を話し救急箱をお借りすることに・・・
椅子を急いで運びかけてもらった
ティッシュで血を止めていたが、
消毒しないと・・・ということで
水で流すことに
そこから先生にバトンタッチをした
「お名前も聞いていません
お忙しい中ですいません
時間に間に合いますか？」
終始私のことを気にしてくださった
足腰も年をとると弱くなる
ましてや外は大雨
傘をさし、荷物を持つとなると余計安定感がなくなる
「つかまってください」
と腕を出しおこしたが
本当に申し訳ないという表情で
私をご覧になられた
父よりうんと年上の方だった
転んで怪我をしてとっても痛そうだった
それでも痛いとも言わず
私のことをずっと気遣って下さった
最後に帽子をぬいで
深々とお辞儀をされた姿が忘れられない
紳士・・・
私はそう思った
「お時間は大丈夫ですか？
親切にしてくださり、ありがとうございます・・・」
「すぐ近くのマンションに住むものです」
とだけ老人と先生に伝えた
男性の先生が私に代わって応急処置をしてくださった
ありがたかった
バスに乗り部下たちにメールを送った
階段を降りるときは
手すりのある端を歩くように
ことあるごとにいっている
転びそうになった時に
瞬時に手すりをつかめるように
わが社の部下たちはそそかっしい
いつも慌てている
心配だ
ましてやヒール
転ぶ危険性が高い
気をつけて移動して欲しい
雨が降るなかでも懸命に営業活動をしている部下たち
移動はくれぐれも気をつけて・・・
今日の一言
『困っている人にどう接することが一番いいのか？
出過ぎてもダメだが放っておくわけにはいかない・・・』
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