質問タイム・・・１０月２４日体験セミナー

毎回、体験セミナー の最後には質疑応答の時間を設けておりますが、
いろいろな質問をしていただきます。

今回は、これまでに無かったご質問をご紹介させていただきます。


１．男性人事責任者の方

Q.　私は新人の教育を担当しています。
近年、ゆとり世代の人たちが入社してくるのですが、
朝倉先生はそういった世代の人たちを教育する場合、
どういった考え方を持ってやっていらっしゃいますか。

A.　実は、古代エジプトの壁画にも「最近の若い者は・・・」
というフレーズがあるそうです。
それだけ、今も昔も、そういった感覚があるということです。

基本的には、会社として何を伝えたいか、どういう人財を
育成したいのか、が重要だと考えます。
ゆとり世代だから・・・とやり方を変えるのではなく、
今も昔も、何を一番伝えたいかを一貫して伝えています。

２．女性経営者の方

【本日の感想】

先日参加した、異業種交流会で新規開拓の阿部さん
にお会いしました。
参加者の方の中で一際（ひときわ）目だって素敵だったので、
お声をかけさせていただきました。
そして、今日参加させていただきました。

前職から今の会社に移り、今の会社で自分の外見や体形も
変えてきました。
しかし、今スタッフを抱え、店舗を運営するようになって
自分自身が動けなくなってしまいました。
自信がなくなっていました。

本日お話をお聞かせいただき、とても気持ちが
前向きになり、こちらに来て本当に良かったと思います。

朝倉：　人はなりたい自分になれると思います。
全ては選択の連続から生まれる結果ですね。
今日この場に来たのも自分で決めて行動したこと。
ご自身で選択したからこそ、今日の出会いがあるのだと思います。

自分を変えるのには、外見を変えるのが一番簡単です。
姿勢、態度、表情など形を変えて、心は後からついてきます。

体質改善、という言葉があるように、
心質改善という考え方もあると思います。
しかし、心を変えるのには時間がかかります。
そのためにも、形を変えていくことが一番早く、近道だと思います。

３．女性の方

Q.　今、私は就職活動をしていますが、笑顔の作り方というのは
あるのでしょうか。

A.　はい、あります。
笑顔が大事ですよ！笑顔が足りないですよ！
と言っても、曖昧でわからないからできないのです。

笑顔は歯を１０本見せてください。
上の歯を１０本見せるようにすると、良い笑顔を作れます。

管理職研修などでもやっていただくのですが、
よほど皆様普段笑っていないのか、顔がピクピクと引きつっています。

そこで課題として、次回の研修までに練習してきてください、
とお伝えしています。
練習すれば、筋肉が鍛えられますので、
誰でも素敵な笑顔になります。

それと、○○さん（ご質問者の方）は、髪型を変えると
もっと良いです。
後でアドバイスさせてくださいね。

４．女性営業の方

Q.　朝倉先生のお話を聞き、同僚や受講生に対して
とても愛情深い方だな、と感じました。
部下の中に目標が定まらなかったり、行き詰っている部下がいます。
そんなときは、どうされますか。

A.　これは直接の回答にならないかも知れないですが、
子育ても部下育成も同じだと思います。
小さいときには手をかけて、大きくなったら目をかけろと言います。

子供がまだ小さいときは、手取り足取り教えてあげることが必要です。

そこから段々成長してきたら、今度は一切手を出さない。
しかし、放っておいてはいけないので、目をかけるようにするのです。

キャリアが１年、２年、３年と上がってくると、同じ厳しさの中でも、
やり方を変えることが大事です。
上司として、部下への最大の礼儀は、部下の能力を
引き上げることだと思います。
部下育成というのは、部下の今ある能力をさらに
引っ張り上げることだと思うのです。

ですから、年数を重ねてもいけないことは、いけない、
ときちっと注意することも重要です。

これは私のこだわりなのですが、
大きなミスについては、あまりガミガミ怒りません。

本人も当然失敗を自覚しています。
大きなミスは、上司が責任を取れば良いのです。
しかし、小さなミス、いいかげん、手抜きなどで起こるミスは、
烈火のごとく怒ります。
何故なら、そういった小さなミスを見逃していると、

やがてそれが大きなミスにつながるのです。

それと、私は毎日研修、講演で会社を留守にしています。
その分、部下からのメール、留守番電話への報告は
全てチェックしています。

報告電話の際の声のトーン、大きさ、でどんな心境で
かけているのかがすぐにわかります。
声の調子で、いいかげんな気持ちでやっている、事務的な作業に
なっている、と感じたときはメッセージを聞いたすぐ後に
電話で指摘します。

というのも、それがお客様の前でも出るからです。
そういったものは隠せないのです。
是非、参考にしてみてください。

副社長より：　言い方は悪いですが、いつもスタッフに
言っているのは、
「あなたたちの性格はどうでもいい。」
個人の性格は出すな、と教えています。

その人の持つ良い人柄はそのまま出せば良いです。
しかし、気分が悪かったり、落ち込んだものを
そのままお客様の前で出したら許さない、ということです。
仕事の場はあくまでも「公」であり、個人の場ではありません。

個人の性格はプライベートで出してください。

また、先ほど新人研修のお話をされた方へ、上に立つものが
「女性は」とか「新人は」という見方をしないほうが良いです。
その時点で差別してしまうことになります。
あくまでも部下、です。

部下にとって必要なことを教えることです。
いつの時代も元気に明るく、という考えであれば、
それを教えるという考え方を持ったほうが良いのではないでしょうか。

５．男性経営者の方

Q.　先ほどの外見のお話ですが、外見をつくろっていても、
いずれはバレると思います。
外見力というのは、その人にとってどこまで効力があるのでしょうか。

A.　これも、もしかしたら直接の回答にならないかもしれない
のですが、私は部下の履歴書は一切見ないです。

どんな学歴、経歴があるかはあまり興味がないのです。
それよりも、やる気さえあれば知識や経験は後から
いくらでもできます。


小学校の教育をしていたときに、全員が１００点を取るまで
テストをしました。
そうすると、ダメだ、ダメだ、と言われていじめられていた子供が、
科目によっては他の子を抜くことがあるのです。

そういう逆転現象が起こり、いじめがなくなりました。

このことから、人の能力に大差はないと実感しています。


もともとIQが高くても、それにあぐらをかいて何の努力もしなければ、
常に横にスライドしていくだけなので、
必ず後から来た人に抜かれます。

副社長より：　朝倉は外見と言いますが、表面に見えるものを
外見と言っています。
表面の力、と呼んでいますが、例えば
声であったり、言葉も頭の中を表すという意味で表面のものです。

特に言葉は、論理的に伝え、考える力を養うために、形から入ることは
とても有効です。
それを１年でできる人もいれば、３年でできる人もいる。
上に立つ人が、その年月に負けなければ絶対に
今のご質問の回答を得られます。

６．女性の方

Q.　朝倉先生は、今日の参加者の方の名前を
明確にお呼びになるのですが、何か特別な努力をしたり
あるいは技術があるのでしょうか。

A.　特別な技術はないのですが、視力は良いです。
一番は、自己紹介していただいたときに、皆様のお話を
お聞きしながら、顔を名前を一致させようとしていました。

研修は、１クラス２０名という少人数で行いますが、
そのときも何度も受講生の名前を呼ぶようにしています。
何度も呼ぶと覚えやすくなります。

７．女性会社員の方

Q.　研修の８０％は男性営業マン教育、そして
「トップセールスレディ育成塾」 は女性のみという
ことですが、それぞれに違いはあるのでしょうか。


A.　唯一違うのは所作です。
男性は足を開いて座っていると思いますが、女性は
また違いますね。
身のこなし、立ち居振る舞い、所作の部分で違いは
ありますが、その他は全て同じです。

８．女性会社員の方

Q.　朝倉先生は、名刺をもらっても、顔と名前が一致しない
というのはありませんか。

A.　私は今年に入って既に９０００名の方とお会いしています。
ですので、名刺を見ただけで全ての方のお顔を思い出すことが
できるか、といったらそれは不可能です。

名刺に写真が入っていれば、とても良いですね。

ですから、○○さん（ご質問者の方）が営業でアプローチされる際は、
短い期間で回数多く会いに行くことをお勧めします。

これは、常連のお店のつくり方にも通じますが、一年に３回しか行かない
のであれば、間を開けて３回いくよりは、
一週間に３回行ったほうが、相手が覚えていてくれます。

いかがでしたでしょうか。
今回も、休日にも関わらず、企業から、そして
個人のお客様もたくさんお越しいただきました。


ご自身の仕事、部下育成、などにお役に立てれば幸いです。
ありがとうございました。