8月1日「釜蓋朔日」は「地獄の釜の蓋が開く日」といわれ
地獄にいる人たちが解き放されて出てきます。

開いた蓋は、8月16日の夜に閉じます。

 

 

地獄の釜の中から、ご先祖様が出てくる・・・!

 

子供の頃、お盆の時に近所の人が亡くなったとき

親戚のおじさんが、「ご先祖様に連れていかれたんだね」と言っているのを聞いて

ちょっと怖いイメージを持ってしまったことがあります。

 

お盆の時期は水難事故が、多くなる傾向にあります。
この理由は、幽霊に水の中に引きずり込まれるからだそうです。

 

昔からそのように云われています。

 

「そうなんだ!」と納得しないで下さいね。

 

人の話しは鵜呑みにしないこと。

 

お盆の時期には海が荒れだし、海水温が低下しクラゲの発生などによって、水難事故が増えるため、注意を促すためにそのように云われてきたのだと思います。

 

栃木県では、古くからご先祖様を迎えるための行事の一つとして
8月1日に釜の 蓋が開いたことを喜び、おまんじゅうを作って笹の葉を敷いてお供えし
自分たちもそのまんじゅうを食べる風習があります。

これが“釜の蓋まんじゅう”です。

ある一説によると
ご先祖さまが、帰ってくる途中、お腹がすいてしまうので
その蓋まんじゅうを食べながら帰ってくるのだとか。

数十年前から核家族化している日本ですが
ご先祖様を大切にする心は
こうして受け継がれているのですね。

 

「地獄の釜の蓋が開く日」の地獄とは「あの世」のことだそうです。

 

8月1日は、「天国の釜の蓋が開く日」です。

 

 


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