荒川岳(小渋川ルート) | shinkenoldのブログ

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真剣ブログのデータを移行しました 2006年から2016年の10年間の出来事 居合や山登り 畑仕事や日常のこと諸々の日記です
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9月4日・5日小渋川ルートにて赤石岳・荒川岳にチャレンジしました。

 赤石岳と荒川岳の真ん中、まさに南アルプスの核心部にある大聖寺平にダイレクトに登るルートであるが、小渋川を20回以上渡渉、1600mを上り詰めるルートは人気が無く、登りは1人、下りは4人とすれ違う程度のマイナールートだ。

 テント1泊で荒川を狙うにはこのルート以外に無い、事前準備をしっかりおこない、天気を考慮し決行する。

 3日夜中10:30車で出発。音羽蒲郡より東名高速、東海環状より中央道へ、恵那SAにて休息し、松川ICから出て大鹿村に向う。数頭の鹿に会った。

 2:00、小渋温泉より湯折れの駐車場に車を停める。既に1台止まっていた。辺りは真っ暗、満点の星を観て、仮眠。

 3:30車が1台やってきた。辺りはまだ暗いが、ライトをつけて出発していった。チラッと見ると熊のようなおっさんだった。すっかり目が覚め、おにぎりを食べる。計画では4:00出発であったが、辺りはまだ暗い。計画を再度確認し、少し明るくなってから出発することにする。

 4:50車を出て計画書をポストに入れて歩き出す。暫らく歩くとトンネルが現れる。ここは避けて通ることはできない。不気味だ・・・ライトに照らされた足元だけ見てひたすら歩く。トンネルを抜けると下り坂になる。

5:20 鉄橋を渡る。橋の名前は「なかまばし」とあった。情報では手前を川に下るとあったが、下るところ無く、渡って左折し河原沿いを歩く。

南アルプスの雪解け水が流れえる小渋川。冷たい~   この川を20回以上も渡らないといけない。今回の課題は渡渉にあり・・・・・川用の靴にスパイク(以前、アイゼンと間違えて買ったもの)を装着。さて、ここからが勝負だ。  

水の中はすべらないが、川原の石がゴロゴロしており、動くので思うように歩くことができない。

6:40高山ノ滝に着く。神々しい

休息し、さらに上流へ向う。

何度も渡渉を繰り返す。

水が冷たい。

8:20広河原小屋 着。無人でボロボロ、屋根には穴が開いている。「むさい小屋でも 黄金の御殿 早く行こうよ 谷間の小屋へ」小屋の中にテントが一張、マイナールートを思わせる小屋である。

ここからが山登り、1000mから、いっきに2600m大聖寺平まで登る。

11:30 舟窪に着く。既に2000mを超えている。ここで昼食タイム。

ザックの重みが肩に食い込む。渡渉で踏ん張ったせいか?足が重く感じる。

大聖寺平の手前に広がるハイマツ林。雷鳥の群れが迎えてくれた。ク~ク~

13:00大聖寺平に着く。南アルプスの核心部である赤石岳と荒川岳の真ん中の尾根にいきなり出る、まさにミラクルなルートだが、マイナーコースである理由が良く分かりました。あまりにも過激すぎるから・・・・それにしても素晴らしい景色だ。

今回のザック、デポ用のサブザックには川用の靴が入っている。

大聖寺平から荒川岳を観る。

計画では赤石岳に登る予定であったが、景色が素晴らしいのと足がパンパンにはっているためか下ろした腰が上がらず中止にする。

14:00 ザックを背負い荒川小屋に向う。視界が広がっていて気持ちいい

正面の荒川岳山頂に思いが馳せる。

14:」30 荒川小屋着。受付し、テント600円、ビール600円 計1200円支払う。東海フォレストさんの領収書には600円テント代のみ。なんでや???

マイテントから赤石岳を観る。テントを張ったのは私1人。トイレと水場に近い、いいところに張ることができた。

テントより荒川岳、東側は谷になっていて、翌朝には富士山を観ることができるはず。

西側は小屋。ビールを飲んで昼寝。冷たかった沢を思い出しながら爆睡。

薄暗くなって目が覚める。

赤石岳の勇姿。

夕食を済まし、明日の計画を確認し、再び爆睡。

翌朝4:30、パンと味噌汁で朝食を済まし、荒川岳に向けてGO!!

約束通り西側の谷に雲海と富士山が浮かび上がる。感動的だ。

悪沢焼けの右側の尾根に朝日が登る。

5:00 30分歩き見晴らしよい岩場に出る。カメラマンが既に三脚を立て撮影していた。あれこれ会話をし、小渋川へ下るとのことであった。このカメラマンさん、後で再会することになる。

6:00 小屋を出発して1時間30分、荒川中岳山頂に立った。

「鳥になりたい」

素晴らしい景色だ。

東側には雲海に浮かぶ富士山。

西側には、御岳山の剣が峰、中央アルプスの山並み、北に目を移すと槍と穂高

北側は、先月登った塩見岳、北岳、千丈ガ岳、甲斐駒、鳳凰、主な山々全て観える。

南側は、目の前に赤石岳、その後ろに聖岳、河内岳、山並みが広がっている。

東側の富士山。やっぱり日本一の山。

昨年、途中撤退した三伏峠から高山裏までの尾根を見下ろす。上河内岳の山頂から見上げた荒川岳に立っていると思うと感動が込み上げてくる。「やった~」と叫んでみた。

荒川前岳に立った。今にも崩れそうな山頂である。荒川大崩壊地とはよく言ったものだ。おそらく数年先には前岳は崩れてなくなっていることでしょう。

7:00 たっぷり景色を堪能し、下山。計画では悪沢をピストンする予定であったが、時間に余裕が無いことと、あまりの深い切れ込みを目の前にしあきらめることにする。中岳山頂の景色で十分満足してしまった。悪沢は次回の楽しみとしておきます。

下山途中より赤石岳を観る。素晴らしい山容だ。

8:00荒川小屋着。テントを撤収し小屋のテラスでのんびり過ごす。

9:00小屋を出発、大聖寺平9:40着。

早朝より登った荒川岳を振り返り見上げる。休息していると3人ハイカーが小渋川ルートからやってきた。水の量を聞いてみるとモモの高さぐらいとのことだった。大丈夫だ水かさは増えていないようだ。帰れる・・・勇気がわいてきた。

10:00 舟窪に向け出発。足元がすべる危険だ。気合を入れる「うぉー」

10:30 舟窪着、どうして山の上で舟の地名なのか?疑問に思っていたが、どうやら細長くぼんでいるのが舟の中のようだからかな、などと思いめぐらしながら同じルートで下山する。

12:00 広河原小屋に着く。戸が開いていて誰かいた。早朝、荒川岳途中に会った、あのカメラマンだ。りんごの皮をむいていた。器用そうな手つきだ、意外と若く顔もイケ面であった。河原に下りて休息。

汗びっしょりの体を小渋川の清流に・・・冷たい。気持ちいい~

悪沢岳をあきらめたので計画より2時間早い。後は沢を下るのみ、ゆっくり昼食をとる。

横をカメラマンが声を掛けて歩いていった。

12:30 川用の靴を履き出発。渡渉も慣れてきたせいか、不安はない。足元がすべらないようにしっかり踏ん張りながら渡る。河原の石がゴロゴロしており、良く動くので注意が必要だ。高山の滝に到着。ザックを下ろし休息する。滝の下までいけるので服を脱ぎ滝に打たれてみることにする。ちょうど大きな岩があり座禅を組んだ。一瞬、無の境地に入ったような・・・・

冷たいのですぐに止めて服を着る。ちょうど途中追い越したカメラマンがやってきた。ザックを下ろし滝の写真を取り出した。私に以前は木があって近くに来ることができなかった、川の流れも変わっていると説明してくれた。どうやら何年か前にも来ているようだ。

「おさきに」を言い出発。時間が早いので車に戻ったら「赤石荘」にて風呂に入って帰ることにする。そう決めたら足が快調に動く。

14:00鉄橋に着く。そのまま駐車場に向う。

14:40駐車場着。着替えをせず、車を走らせ赤石荘へ向う。先月、塩見岳に登った時に立ち寄った温泉で実に気持ちいい。

赤石荘にて風呂に入り汗を流す。厳しかった山登りの疲れが消えていくようでした。

着替えをし赤石荘の駐車場にて、再びカメラマンさん。奥さんらしい女性の運転でやってきた。どうやら車で登山口まで向えに着てもらったようだ。それにしてもご縁が深いようだ。少し会話し別れた。岐阜ナンバーのイケメンカメラマンさん、またどこかでお会いしましょう。

19:30 無事に家に到着しました。

 

以上