毎日一緒にお風呂に入れて遊んでいるこの人形を
左:ドキンちゃん 右:妹のコキンちゃん
ある日、風呂場に持ってくるのを忘れたことを
髪の毛を洗ってる最中に気付いた総務Mは
娘が思い出したら、相当ややこしいことになるので
歌ったり踊ったりしながら、懸命に注意をそらしていたのですが
ふいに、手持ち無沙汰なことに気付いた娘が
「ドキンちゃん・・・」
ギクッ
「おかあちゃん、ドキンちゃんとってきて!」←命令
「いやいや、お母さんもうこんな状態やし。」
「イーヤー」
言い出したら聞かない魔の2歳児ブチ切れ
風呂どころの騒ぎではなくなった総務Mは
この窮地を乗り切るべく、作り話をはじめました。
昨日Aちゃんが寝たあと、おうちにバイキン仙人が来てな
「ドキンちゃんをお風呂に入れたんは誰や」って怒られてん。
ドキンちゃんはお湯につけたら溶けるねんて。
そやからお母さんがバイキン仙人に
「もうしません、ごめんなさい」って言うたから
お風呂に持ってきたらアカンねん。
という、アホみたいな作り話を
2歳児はコロッと信じるんですよ、これが!
真顔で聞いていた娘は、納得した様子で
「バイキン仙人許してくれはった?」 「許してくれた、許してくれた」
「バイキン仙人入ってきた?Aちゃんのおうちに入ってきた?」
「入ってきた、入ってきた。Aちゃん寝たあとやで。」
「畳に?畳に?」←なぜか畳にこだわる
「そうそう、畳の上に立ってた。」
こうして、事なきを得た総務Mは
「ちょろい、ちょろい」と、ほくそ笑みながら風呂を出たわけですが
この話がいたく気に入った娘はニヤッと笑って
「もう1回!」
・・・このあと寝るまで10回以上この話をさせられました。
そして翌朝。
「おとうちゃーん!ドキンちゃんお風呂入ったらアカンねんて。
バイキン仙人が来るねん。畳にくるねん。」
父 ????
おそらくこのわけのわからん話を、保育園でも得意気に披露してると思います。
ちなみに後日ですが
風呂に入りたくない と、ゴネる娘を誘い出すために
「ドキンちゃん持っていこか!」
「え~、バイキン仙人は~?」
「今日はええんやって!さっきバイキン仙人がおうちに来て言うてたで。」
「畳に?畳に?」
全く一貫性のない母なのでした。