外つ国々の長きを採りて

我が短きを補ふ世にも
いかで忘れむもとつ教は
いよよみがかむもとつ心は


芳賀矢一


國學院大學校歌の二番(大正十三・1924年制定)、作曲は本居長世。芳賀矢一は慶応三年、福井県生まれ。ドイツに留学して文献学を学び、帰朝後、日本国文学の基礎を築いた。大正七年から國學院大學学長。我が国では古代より、外国のよいところを吸収消化することで、足りないところを補ってきた。それでも根本にある教え、精神は揺るがなかったはずである。今は、また、これからはどうなのだろうか。


●参考訳
外国の長所を採用して
我が国の短所を補う時代でも
根本の教えを忘れることはない
いよいよ古来の精神を磨こう


●動画

http://www.youtube.com/watch?v=7dgEBz6ljpU

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