今日、本年初めての地鎮祭をご奉仕してきました。天気予報の通りにけっこう雪が降っていましたが、建設会社の方でテントを用意していただいたので、そんなに寒くはありませんでした。


しんしんと雪が降りる静寂の中、祭事をご奉仕するのは趣深いような気もしますが、けっこう気を使う部分もあります。例えば、当然ながら祝詞の文章は筆で書いています。字がにじんでしまうことがあるので注意が必要です。また、手がかじかんでしまうと、かんじんの作法がぎこちなくなりますから、極力冷やさないようにしています。あるいは祭事の最中に歩くところを踏み固めておく、など。今ぱっと思いつくのはこれくらいですが、きっと知らず知らずにしていることもあるでしょうし、これ以外にも他の神職さんが「こうしている」ということもたくさんあるかと思われます。


また、参列される方も寒い中、大変だろうと思います。それでも、「ちょっと冷えてしまいましたがどうぞ」とペットボトルの温かいお茶をいただいたり、帰りのごあいさつをしたとき「雪道ですからお気をつけて」なんてお声をかけられたりなど、寒さを忘れることもしばしばです。


私が寒さに強いというところも、少しはあるかもしれませんけれど(笑)