超科学工房跡地

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今年はものづくり系統で色々な話が出ており、興味を引いたものがあるので、一つ模型レベルで作ってみたのがある。題名のとおり「焙煎機」だ。

 

何を焙煎するのかというと、「コーヒー豆」である。

コーヒー屋さんで以前に見せてもらった焙煎機で大体の構造をイメージ出来るが、これを工房的に作るとどうなるのかね?と考えた結果、単純に考えて豆を入れるカゴ(ドラム)と、カゴを回転させる動力と、支える台があればいいんじゃね?とイメージついたので早速ホームセンターへ足を運ぶ。

 

そして、「一番小さいペール缶」と「ステンレスネット」を購入。

他は工房にある材料だけで見繕って作ろうじゃないか。

今回は模型レベルの小さいサイズだが、遊びじゃなくて実際に使えるものを作るのだ。その容量は購入した「一番小さいペール缶」の容量であるので、これをドラムとして使うのだ。

ドラムが小さいので、使用する熱源も小規模なものを想定。ロウソクとか炭である。

 

加工的にはまず、ルーターを使ってペール缶の胴の部分を半月だけ切り抜きます。いくらスチール缶とはいえど、手加工で切り落とそうとするとボコボコに歪んでしまう未来が見えるので、使えそうな工具はガンガン使っていこう。半月に抜いたら切断面を綺麗にバリ取りします。

 

次に、半月の胴回りを外側から囲うための壁として「ステンレスネット」を切ります。このときのネットのサイズは、切り落とした胴の幅と同じ幅で、ぐるりと囲む胴回りの寸法は切り落とした胴回りよりも40mm長い大きさで切ります。これを周りから囲って両端がもう半月のスチール部分に被さるので、ここにリベットを使ってネットを固定します。

 

こうして出来上がったドラムは下の写真になります。

 

小さいでしょ。このサイズだと豆はMAX20gぐらいかなという感じで、これを回すのに写真に写っている極小のギヤドモーターを使おう思う。金色の歯車は、今回は歯車として使わずドラムとギヤドモーターを繋ぐための固定として使用する。

 

そして台なども寄せ集めで作った結果、こうなりました。

ドラムを回すための電力は、まさかのソーラー発電による電池となりました。

このモーターは電力をさほど必要としないため、MAX1.5V出力の太陽光パネルを繋げた。スイッチは無いが、パネルに太陽光をあてなければOFFみたいな状態なので、これでいいわ。

 

さあ、今日は朝から良い天気だ!まずは熱源を「炭」でやってみました。

炭で焙煎中の動画(←クリック)

 

太陽光なんで、木々の陰で発電が途絶えることもあり、なんだかんだでドラムを回し続けるための太陽光の監視が必要だったし、炭の火加減の調整もあり、色々と忙しい作業でしたが、1時間、じっくりとやってこんな感じになりました。

 

まあ、焼きムラもあり焦げてるやつもありな感じですが、安定した熱源&安定した電源であればもう少し結果は違ったかな?と思えます。とはいえ、このサイズでちゃんと焙煎出来たのは喜ばしいことだ。

「ありがとう!太陽!炭!」

 

というわけで、以後作ることになるであろう焙煎機の落とし込みや、工夫すべきことなどの基本ステータスみたいなものも今回の焙煎機を使ってみて良くわかった。うん、やっぱ作って使ってみないと分からないことは沢山あるな(笑)

 

以上、ユーザーでした!