くるりには「春風」という名曲があります。
80年代を彷彿とさせる哀愁と優しさを含んだメロディもさることながら、歌詞の冒頭がとにかく好きです。
”揺るがない幸せがただ欲しいのです”そう幸福のこと。
単純に素晴らしいリリックだなと思っていたけど常々、次の歌詞の展開について疑問をもっていました。
普通はこの言葉に続く歌詞としては幸せとは何かを説くところを
”言葉をひとつひとつ探して花の名前をひとつ覚えてあなたに教えるんです”と歌われています。
どうして急に主人公は花について話し出したのか考えていました。しかし2番のAメロに出てくる”シロツメクサで編んだネックレスを解けないように解けないように”という言葉でハッとしました。
春の花であるシロツメクサの花言葉は【幸福】なのです。
あと、もう一つが【私のものになって】という意味があります。
つまり主人公は大好きな彼女に対して「僕のものなってくれ、それが自分の幸せなんだ」と告白をするワケですね。
岸田さんが自身の結婚式でこの曲を歌ったというエピソードから想像するに極上にロマンチックなプロポーズ曲だったのではないかと。
間違っている可能性もありますが、妙にスッキリしました…仕事します。