【ご報告】第3回口頭弁論期日 報告と御礼 | 新宿区ホームレス生活保護裁判を支える会blog

【ご報告】第3回口頭弁論期日 報告と御礼

みなさま

新宿区ホームレス生活保護裁判(新宿七夕訴訟)弁護団事務局長の戸舘です。

去る2月20日(金)11時30分より、
第3回口頭弁論期日が東京地裁103号法廷で行われました。

当日は、雨天というコンディションにもかかわらず、多くの傍聴の方々がいらっしゃり、100席はある東京地裁103号法廷が、ほぼ満員になることができました。

このように法廷を満員にすることができたのも、ひとえに本件訴訟に関心を寄せて下っている皆様のおかげです。
弁護団、事務局一同本当に感謝しております。どうもありがとうございました。


弁論では、今泉義竜代理人による意見陳述がおこなわれました。意見陳述では、本件は「ホームレス」に対する差別が一番の問題であること、「ホームレス」を生活保護から排除する新宿区の運用は他の自治体の運用に照らしても異常であることを述べました。

被告である新宿区は自立支援システムの利用を拒否したことをもって、原告が「稼働能力を活用していない」と断定していることから、求釈明では、被告においては自立支援システムの利用をもって「他法他施策」に当たると認識しているのかあきらかにするように強く求めました。

次回期日は

5月12日(火)11時30分から
今回と同じく103号法廷(大法廷)です。

次回以降からは、いよいよ本丸である稼働能力活用要件、居宅保護の原則などの重要論点について正面から議論が闘われることになると思います。

みなさま、ぜひぜひ、次回の弁論にもお越し頂くようお願い申し上げます。