他の方をみていても、いつも打合せでは、ダメだダメだと相手を否定しまくっています。

そんな簡単にちゃちゃっと作ったものを持ってきても俺はOKは出さないよということなので、それはそれとして、仕事としては理解できるスタンスですが、

「明日の朝、社長に見せなくちゃいけないのに、お前何やってんだよ!」とさらに部下を追い込んでいます。

 

もちろん、部下の方も相談もなく勝手にやってたわけではなく、何度もアポを取り、何度も説明にきて、何度も何度も、段階を踏んでいました。

 

それから比べれば、私が選んだお菓子のダメ出しや、予約取り消しや、買いなおし・・その程度のことならまだましだったといえるでしょう。前任もその前の方も、みんな同じなので、ダメ出しされること自体は、大したことではない。そこはあまり気に病まないようにしましたが、

とにかく、たかが手土産ごとき、もうちょっと早めにダメ出ししてくれれば、こんなに冷や汗がでるようなことはないのに・・とそこが非常に私は不満でした。

 

 

で、今となっては、私もこの上司がそうやって人を育てていたこと、あえて悪者になっていたこともわかるんです。

 

 

私も途中までは従順にやっていました。前任者がダメ出しされていたように、一度決めたお菓子をキャンセルし、上司がこれにしろといった佃煮やお酒を走って買いに行き、予約していた店をキャンセルし、ギリギリセーフで他のお店にし、土壇場になってああしろこうしろ、わけのわからない命令がきても、いちいち考えず、言われた通りに反応することに徹していました。

 

なぜそうなのか、なぜこうなのか、が後からわかったり、理解できればいつかはパズルがパチっとはまるように理解できる日がくるのだろう、と思っていました。