今の仕事は、そこそこ、仕事もあって、やりがいもあって、秘書業務としてはなかなか良いのですけども、

なんというか・・・

なんか、一周回って、10年ぐらい前の自分をもう一度やってるみたいな、デジャブ感なのです。

 

例えば、秘書業務、一番質量ともに多くて、やりがいもぎっちりだったのは、30代後半から40代前半ぐらいでした。

このころは、お仕えしていた上司がどんどん偉くなっていって、自分も、一緒にひきあげてもらって、仕事の幅がどんどん大きくなっていって、それがとても大変だけどもエキサイティングで刺激いっぱいで、楽しかった時期でした。

 

あの頃と今の自分、今の自分のほうが待遇も仕事内容も上ではあって、決してキャリアダウンしているわけではないのです。事実10年前だったら、6年前だったら、3年前だったら?今のところにはこれなかったと思うのです。

 

だけど、少し前のフロアで特別な経験をしてしまってから、どうにも心にぽっかり穴が開いたようなのです。

 

あのフロアでの秘書業務は特別すぎたし、私自身の感覚も、そこですごく変わってしまった。

そういうことなのだと思います。

 

あのフロアで学んだ経験があるから、今のところにも来れたし、今の上司も「ぽこさんが来てくれてほんとに助かった」と、影で言ってくださってるということも聞きました。

すごくありがたいですよね。感謝もしています。

 

でも・・・私自身の、本心の本心のほうをず~~っとたどっていってみると、

なんかここは私の居場所ではない、

と思ってしまう。

 

私はあのフロアで、秘書業務の究極なものに触れてしまった。

あれでない限り、もうどんな秘書業務をやっても、私は満足することがない。

そういう絶望に近いものがよぎったりするのです。

 

いわゆる、燃え尽き症候群みたいなものかもしれません。

 

燃え尽きたので、もう秘書はしたくないというのとは違います。

なんで、あそこで秘書を続けられないんだろう、という飢餓感があるのです。

 

無いものねだりというか、何言ってんだか?

異動や転籍なんて当たり前で、

みんな数年で場所を異動して、そこでの経験を次の職場で生かすのが当然。

理屈ではわかっているんです。

 

ほんと、これも更年期なんでしょうかね?

(なんでも更年期のせいにしてる私)