更新がちょっと遅れてしまいました。
ちょっと前の記事で、元上司の会長が突然職場にやってきて、不覚にも泣いてしまったところ、
それまで一度もまともに話しかけてこなかった親衛隊長さんが、初めて「変わりはない?」と話かけてきた話を書きました。
おそらく親衛隊長さんは、私が泣いたような顔をしていたこと、机の上に元会長の名刺が置いてあったことから
何事があったのか単純に興味が湧いた、私の態度や表情がこれまでとは違っていて、気になる現象だったので、声をかけた、
ということです。
これって、一見、大切にあつかってもらえたような雰囲気がありますよね?
つまり、いつでも平然とニコニコ、てきぱき仕事してるよりも、いつもとちょっと違う様子であったため、気にかけてもらえた、話題にまぜてもらえた、ということです。
これを勘違いしてしまうと、美女さんと同じで、何かかまってほしそうな表情でいればよい・・・・ということになります。
そういう人のほうがかわいげがあるとか、いつもなんやかんやと気をかけてもらい、手伝ってもらい、あまり仕事ができないのに、日の当たる席に優先的に座らせてもらえる。
で・・なんで同じようにやってる、もしかしたらそれ以上にちゃんとやってるのに、私の方は大切にされないんだろう・・と思いますよね。
ちょろっと泣けば引き立ててもらえるなら、毎日玉ねぎ持参で、涙目で仕事しますよ・・って(違うか・・・)
で、ある資格をとるにあたり、経営の勉強をしたことがあるんですが、
そこに書かれていたある図をみて!
はっ!!!!!
なるほどな!と思ったことがあるのです。
(画像はお借りしております)
有名なPPM分析です。
この図でいうのなら、右下の負け犬(DOGS)が一番だめなところとなります。
ただし、そのうえの問題児(Problem Chiidren)これは、隣の花形や金の生る木に化ける要素がかなりあるのです。
(問題児から負け犬に格下げになることももちろんあり得ます)
リストラの逆の発想でもあり、同じ発想でもあります。
そこを生まれ変わらせるのが、一番効率がよく、かつまるでわからない新規に参入するより
よっぽど手っ取り早かったりもするのです。
なので、時々トップが「なんであんな人をやたらと評価するんだろう」「気にかけて持ち上げるんだろう?」という時は、
たいていこのProblem Chiidrenにテコ入れをしているからだ、と想像がつきます。
これはなにも経営に限らず、ダメなところにこそスポットライトを当て、暖かい光を注ぐことで、
そこが活性化したり、やる気がでれば、他の部署の一見関係のない人達にとっても、
及ぼす影響がとても大きかったりするのです。
この図をみたとき、「なっとく!」と、納得ボタンを連打したい気持ちになりました。
上司の気持ちはおそらく、そこにあるのです。
そこが一番ネックになってるのなら、そこに
あたたかいスヌードなり、レッグウォーマーなりを巻き付けてみて様子をみる。
全体を見ているといえば見ているともいえる。
そこが上機嫌になれば、周りもうまく回るようになるから。