長い秘書歴の中で、ちょっとしたアクセント合格になっているのが、

女性の上司に付いたこと・・です。

 

最近は50代に女性の幹部が増えてきてはいますので、

性別で上司を分けること自体ナンセンスな感じもしますけども、

ほんの数年前までは、まだまだ男性の上司が圧倒的に多い時代・・・

 

そんな時代に、その組織で筆頭の位置にあった女性の上司に付いたことがあります。

珍しい存在だったし、実際目立っていたので、

身バレするのもイケナイので、書ける範囲で。

 

その上司は、パッと見はボーイッシュな感じでした。

ですが、男勝りというのともちがって、とってもエレガント。

エレガントな60代の女性。本当に素敵。

 

私が若い頃の女性の幹部というと、昭和の女性政治家みたいな派手目なファッション。

すぐ「あそこにいる」と目立つような派手さ(しかもどこかちょっと毒々しい)

けど、男性には媚びてる感じ。

 

そういうthe昭和みたいな感じではなく、とにかく洗練されていて、とにかく知的で

素敵な方でした。

 

ただ、その上司のことを嫌う男性、あからさまに悪口を言う男性がたくさんいました。

 

その方の担当になれといった辞令が公表されたとたん。

「おっかねーぞ!」「厳しいぞー」

と周りからはいろいろ言われました。

 

いかにコワイおば(あ)ちゃんか。

 

暗澹たる気持ちで新しい上司の部屋にご挨拶に向かったことを思い出します。

 

(画像はお借りしています)