つづきです。
「つけいられないように隙をなくす」には??
まずは一般論ですが、やはり、断捨離といいますか、デスク廻りの完璧な整理整頓をすることです。
着任したて、異動したてのときは、前任者が使ってた机を、より完璧に整理整頓します。
自分がつかっていたものを断捨離するのはなかなか大変ですが、他人が使ってたものは心置きなく整理できます。
本来、仕事用のファイル以外、全部捨ててもいいぐらいですが、
まだ使える会社の備品は周囲の目があるので捨てにくいので、<不必要なもの>として、共有の文房具のストック置き場に戻すなどします。
Sさんは、私の前任者に対してモラハラをしていたので、こういう場合、
私の席が<Sさんの感情のゴミ捨て場>になっていたのです。
案の定、前任者の机の中はごちゃついていましたのと、
印象的だったのは大量のボールペンが引き出しに入っていたこと。
これは前任者の精神状態を映し出しています。
相当お疲れだったんだな・・・・
とその机の中をみてわかりました。
人事担当者は「片方人が変えれば変わるかも」と思っていますが、甘いです。
喧嘩両成敗という言葉があるではないですか?
人を変えるなら、両方変える、片方が辞めるなら、もう片方も場所を移動させるぐらいのことをしなければ。
あるいは、机の配置、レイアウトなどを根本的に見直さない限り、そこについた人間関係のクセ、というのは
リセットできません。
前任者の机が私の机になった後も、Sさんにとっては、そこが自分の感情のゴミ箱というように習慣化しているので、
新しい私の席にも、「Sさんの感情ゴミ」をSさんが捨てに来るのです。
ここはゴミ箱ではありませんよ、
といわれると、Sさんは困るのです。
彼女なりに手塩にかけて、そこをゴミ捨て場にしたのに、
そこが使えなくなることはSさんにとってはとても居心地がわるいのです。
なので、前任者が辞めてくれてよかった!と喜んでいるようでいて、
実は違うのです。ゴミ箱に逃げられたことをとっても残念がってるのです。
後任の私にしてみればとんでもない話。
私の席がゴミ箱であってはならないので、本当のゴミはもちろんですが、
ゴミを吸い寄せそうなものは極力置かないようにする必要があります。
Sさんに「ここはゴミ箱ではない」と言語化できないもので察知させなければなりません。
かりに前任者がSさんから被害を受けておらず円満退職や普通の異動をしていた場合でも、
Sさんのような人格障害の人の席の近くにいた人というのは、
過度な精神的緊張でクタクタになっていたはずなのです。
私は霊感は一切ありませんが、そういうどよーんとしたものはなんとなくわかります。
Sさんのような人がいない職場かどうかは、最初はわかりようもないですし、
前任者がきちんとした人で、必要な業務ファイル以外、引き出しの中などに余計なものを残していないならいいのですが、
文房具や封筒やメモ用紙、何も入っていないクリアファイル、にいたるまで、全部見直しをします。
当然ですが、インクがなくなっているボールペンや劣化している修正テープなどは破棄して、必要最低限だけを残す。
(繰り返しになりますが)余分な文房具は共有の文房具置き場に戻します。
そして机の上は、帰るときは、パソコンと電話以外おかない。
ファイルトレーはそのままにせず、引き出しの中にしまってから帰る・・ようにします。
ですが、そんな程度ではどうにも祓えない類のどうにも悪質な人というのがいます。
断捨離や場を清める力=おそうじは、決して馬鹿にはできないもので、
これがなんといっても基本です。
ですが、職場ではせいぜい自分の机の上しかできませんし、
席の配置すら自分の意思では決められないので、
そういう変な人の横に座れといわれたら座らねばならない、
最初からこのデメリットがある職場の場合、
最初のスタートからかなり足を引っ張られることになります。
(画像は旅行にいけないので、昔の旅行の写真を・・)