心樹庵 おちゃこよみ

 心樹庵 おちゃこよみ

  
 奈良の古い街並みが今も残る“ならまち”で日本茶と
中国茶の専門店を開いています。

悠久の都~奈良から大好きなお茶の魅力を発信して
いきます。

 
お茶の香りとご来場者のみなさまの楽しそうな声に包まれた大大阪お茶会の2日間があっという間に過ぎました。
改めて心樹庵ブースに足をお運びいただいた皆様に心より感謝申し上げます。
 
また、開催に至るまでご尽力いただいた実行委員の皆様、ボランティアスタッフの皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。
 

 
私たちもイベントごとに増えていく仲間たちと一緒に皆様をお迎えすることができ嬉しいです。
 

 
2日間の賑わいが夢のように感じてしまうような静かな奈良の日常に戻り、これから中国茶宝箱の発送作業に集中したいと思います。

お待ちいただいている皆様には大変申し訳ございませんが、旧暦の正月(1月29日)過ぎ頃の発送を予定しておりますので今しばらくお待ちくださいませ。

 

3月22日(土)には大阪高槻市で開催する楽市楽“茶”に出店予定です。

茶席も行いますので、ぜひお越しください。(事前予約制)

 

今年は例年よりも温かく感じる大寒でしたが、芽が動き出す春はまだ少し先。

引き続きご自愛ください。

 
 
新年あけましておめでとうございます。
2025年が皆様にとって実り多い一年となりますようお祈り申し上げます。
 
心樹庵も17年目の年を迎えることとなりました。

これまで関わってくださったすべての皆様に心より感謝いたします。

 
東京から奈良に移り住んで20年が経ちましたが、ようやく少し奥座敷に入ることを許されたのか昨年から宇陀に新しい拠点を作る運びとなりました。
 
ならまちと宇陀、この2つの場所を拠所にこれからも自分たちのやりたいことに近づけるよう精進してまいりたいと思います。
 

 
年末ぎりぎりとなりましたが、日本茶宝箱の方は発送を終えました。
中国茶宝箱は春節((1月29日)頃の発送を予定しておりますので、お待たせして申し訳ございませんがよろしくお願いいたします。
※発送メール等がエラーになる例が数件ございます。ブロック設定以外にもメールアドレスの記入間違いの可能性もございますので、お心当たりのある方はお手数ですが今一度ご確認よろしくお願い致します
 
 

 
新年は茉莉花茶・玉兎王からスタート
この清々しい気持ちを忘れずに日々を過ごしていきたいと思います。

 

 

 

 

まだまだ紅葉が見ごろな場所もありますが、今年もこの季節がやってまいりました。

 

2025年の宝箱に関しましてのご案内です。

(届いた時のワクワク感が開けてからもずっと続くような、大好きな宝物を詰め込んだようなものをイメージしているので、心樹庵では“福袋”ではなく、「宝箱」と言っています。)

 

・中国茶・台湾茶宝箱 36,000円相当の茶葉  

 価格/20,000円(税込21,600円)・ゆうパック送料込み

 60箱限定

→受付を終了いたしました。たくさんのお申込みありがとうございました。

 

 

・日本茶宝箱  16,000円相当の茶葉   

 価格/9,259円(税込10,000円)・ゆうパック送料込み 

 60箱限定

→受付を終了いたしました。たくさんのお申込みありがとうございました。

 

どちらも3~5gの少量パックを中心に多様なお茶を楽しんでいただける内容となっております。

 

予約受付は12月20日(金)20時00分開始、オンラインショップのみの受付とさせていただきます。(お電話などでの受付は行っておりません)

※12月20日19時59分まではオンラインショップの画面上には表示されません。

 

 

2025年度の宝箱のご予約に関しまして

 

・準備ができ次第発送いたしますが、到着までお時間がかかりますことご了承ください。

(日本茶宝箱は2024年の末~2025年始にかけて、中国茶台湾茶宝箱は2025年の1月下旬頃の発送終了を目安としております。)

 

・発送の日程につきましてはお一人お一人にメールやお電話などでお知らせすることはできません。

 

・基本的に到着日のご指定は承れません。(外したい曜日や時間指定などはご指定いただけます)

 

大変恐縮ではございますが、上記ご了承いただける方のみご購入いただきたく存じますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

みなさまのご予約お待ちしております。

 

 

遅くなりましたが、先週末の地球にやさしい中国茶交流会では心樹庵ブースにお立ち寄りいただきました皆様に感謝申し上げます。

茶葉のポイント制会計にもご協力いただきまして重ねてお礼申し上げます。

 

 
例年よりも増した今年の会場の熱気に圧倒されながらも楽しい2日間を過ごしました。
 

 
また来年もこの会場でお会いできることを楽しみにしています。
ありがとうございました。
 

 

会場を出ると熱気を冷ますような風と年の瀬を感じさせるイルミネーション。

2024年もあとひと月ばかりとなりましたが、皆様体調に気を付けてお過ごしください。

 

宝箱(福袋)の予約に関するお知らせは12月中旬~20日頃を予定しておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 
2025年1月18日(土)、19日(日)は大阪天満橋OMMビルで開催される【大大阪お茶会】に出店いたします。
皆様のお越しを新たに加わった和みメンバーと共にお待ちしております(^^♪

 

 
前の晩からの雨も止み、滋賀の茶所めぐりへ“大人の一日遠足”。
 
まずはJR湖西線 比叡山坂本駅の真横にある日吉茶園へ。
最澄が大陸から種を持ち帰り植えたという茶樹がある茶園です。
 

 
株ごとに様相は違いますが、黄色の葉が特徴的です。
全面黄色だったり…
 

 

縁が黄色かったり…

色々です。

 

 
これは4年前に来た時に撮った写真。
この時は赤い柵の中には入れなかったけど
 

 
今は道路拡張工事のため一時的になくなっていて、完成したら↑の絵のようになるようです。
茶樹も抜いて奥に植え替えるそうで今は数本しかなかったけれど、逆に柵がないので間近で見ることができました。
 
近隣の方が仰るに、昔はずっと奥まで茶園が続いていて子供たちの遊び場だったそう。
時代は変わっていきますね。
 
ここからまた車で移動すること約1時間。
ぐっと山に入ってようやく政所へ。
 
 
実は初めて訪れる土地です。
 

 
真ん中にあるひと際大きな株が樹齢300年を大きく超えているという古茶樹。
大切に管理されているため、今でも毎年春に収穫されているそうです。
その周りもすべて実生の茶樹。樹齢も100年を超えているものばかりとのこと。
単株が寄り集まる姿は、日本で見慣れた畝の茶園や自生のやまちゃとも大きく異なる姿です。
福建省の正山小種の産地、桐木村を彷彿とさせる光景です。
 
 
親葉の形もころんと短く丸くて表面がごわっとしていて、雰囲気が独特です。
 

 
もち米の藁や落ち葉を敷き、ゆっくりゆっくり土に還していきます。
政所の冬は非常に長く厳しく、冬季の累積降雪量は1~2メートルにもなるそうで、雪に耐えうる茶樹だけが生き残るのだと言います。
かつてやぶきたへの改植を試みたことがあったそうですが、昔ながらの政所のエリアでは寒すぎて全く育たなかったということでした。
故にこの土地の茶種はほとんどが在来となっています。
 
 
苔もどのくらい経つのか、長く垂れさがっています。
武夷山慧苑の100年超の老叢水仙を思い出しました。
気候環境は全く違うのに大陸の茶風景と重なるのが不思議な感覚です。
 

 
冬季は雪にすっぽりと埋まる幹。
雪が解けて顔を出し、また雪に埋まる。
それを人の一生の何倍も繰り返してきたと思うと感慨深いです。
 

 
単株茶樹園に感動しながら、橋を渡り…
 

 
本日の最終目的地、茶縁むすび 《政所茶》の山形蓮さんのところへ。
築180年のめちゃくちゃカッコイイ古民家に感動し、蓮さんたちが手摘みで収穫した貴重なお茶をたくさんいただきました。
 

 
政所が雪解けする3月に整枝を兼ねて作る番茶はこの地域独特の製法で、100キロほど入る木製の桶に摘んだ葉をぎゅ~っと敷き詰めて蒸すので、ふわっとした外観ではなく、平たい形状に仕上がります。
なので、“平番茶”と呼ばれているそうです。
大寒の時期に作る寒茶と風味がとてもよく似ていますが、その時期は政所はすっぽり雪に包まれているのだと思うと、日本の中でも本当に特殊な茶産地だと改めて実感します。
 
 
どのお茶にも共通する古い地質のミネラルを蓄えた滋味深い味わい。
煎茶、玉露、3年番茶…とお茶も止まらず話も尽きることなく瞬く間に過ぎた時間でした。
 
10年ほど前から学生時代、地域おこし協力隊を経て政所に根を下ろし活動を続けている山形蓮さんともようやく会うことができ、当時私たちの店に来るたびに政所の素晴らしさを熱く語っていた今は亡きあの方も喜んでくれるかな…
ご縁を繋げていただいた皆様に感謝の思いで帰途につきました。
 
遠かった政所が一気に近く感じた一日でした。