心樹庵 おちゃこよみ

 心樹庵 おちゃこよみ

  
 奈良の古い街並みが今も残る“ならまち”で日本茶と
中国茶の専門店を開いています。

悠久の都~奈良から大好きなお茶の魅力を発信して
いきます。

 
この急須と出会ったことから柴田窯さんとのお付き合いが始まりました。
 

 
陶器まつりでにぎわう京都五条坂、柴田窯ブースの奥の棚にあったこの急須が目に焼き付いて忘れられず、後日工房に伺い手に入れたのが10年ほど前のこと。
奥様の宮里絵美さんの作品で、今でも日々愛用している急須のひとつです。
 
香りと味の奥行きを茶葉からグンと引き出すこの急須が薪を使った穴窯焼成と知り、そこから当時あまり意識していなかった薪窯で焼かれた器の底知れぬポテンシャルの高さに引き寄せられていきました。
 
 
 
山奥で昭和の時代と全く同じ方法で赤松の薪を使い四日四晩焼き続けられる穴窯。
薪をくべる者の眼鏡のフレームをゆがませるほど強い炎は勢いよく、さらに長時間かけて器を焼き締めていきます。
薪から出た灰が窯の中を踊り、器に降りかかって高温で溶けガラス化し、自然の釉薬となります。
灰の加減や釉の出具合など人間の手に及ばない領域、自然の力に委ねる部分が大きい焼成方法。
しかしながら現代では燃料の薪の確保、排煙をクリアできる環境、技術を持った人材など様々な障壁もあり、薪窯焼成による作品は減っている現状です。
 

 

登り窯(こちらも薪窯焼成)で作られた白磁の急須も含め、柴田窯の柴田恭久さん・奥様の宮里絵美さんお二方の作品を本日よりオンラインショップにて販売しています。

 

ぜひご覧ください。

 

 

 
 

 

 
 

 

 

 

江戸時代から続く焼き物の産地・三重県の萬古の地で急須作りに勤しむ作家・大槻俊さんの作品をこの度ご縁をいただき心樹庵でもご紹介させていただくことになりました。

 

大槻さんは、10代後半に⦅急須作り⦆を志して以来10数年、自ら水簸する地元四日市の紫泥一筋に“自分はどんな急須を作りたいのか?”、“いい急須とは何なのか?”、自問自答を繰り返し作陶に反映させてきました。

 

ほぼ独学で培ったろくろ技術と孤高の感性による審美眼とで生み出される急須の造形や機能美にはすでに定評のある大槻さんですが、自らの節目となる2025年、今まで主軸だったガス窯焼成に加え、亡き山本広巳氏から受け継いだ登り窯での薪火焼成での制作に取り組み始めました。

 

長時間にわたり薪火を浴びて焼きあがる作品には薪窯焼成ならではの佇まいであったり、炎のエネルギーを纏っていますが、大槻さんが原料とする紫泥の耐火度的には非常に大きなハードルでした。

 

今回はその試練を乗り越えて出来上がった薪火焼成の作品と、ガス窯による美しい窯変の光を纏った作品の両方をご紹介します。

 

実際に使えば使うほどに魅了されていく、大槻俊という作家の息吹が込められた作品です。

 

点数は多くはありませんが、2月14日(土)午後8時からオンラインショップにて掲載いたしますので、ぜひご覧ください。

 

 

 

原土は少し青味がかった色をしています。

 

 

数日間にわたり薪を焚き続ける薪窯焼成。

一度の焼成には本当にたくさんの薪が必要です。

 

 

10年の時を経て再び稼働することとなった貴重な登り窯。

 

 

 

遅くなりましたが、24・25日の大大阪お茶会では心樹庵ブースにお立ち寄りいただき誠にありがとうございました。

 
実行委員の皆様、スタッフの皆様にもご尽力心より感謝申し上げます。
 
年々増していく会場の熱気に来年はもっと薄着でいいかも?と思うくらいでした(;´∀`)
 

 
今年は貴州ミャオ族のタペストリーでちょっと華やかに♪
 
 
らしゃ亭さん作の癒し担当も勢ぞろいです。
 
店舗の方は現在予約制のプライベート茶会のみとなっておりますが、6月6・7日に吉田神社で行われる吉田山大茶会に出店する予定です。
(今年の吉田山大茶会では心樹庵は茶席の予定はございません。楽しみにしてくださっていた皆様には大変申し訳ございませんが、何卒ご了承くださいませ。)
 
新茶が続々と出そろう季節、会場でお会いできるのを楽しみにしております。
 
 

 
2026年の新茶は雪舞う中での耕作放棄茶園の寒茶から。
ここは一年通して収穫させてくれる私にとっての恵みの山です。
 
 

 

宇陀の家でようやく念願の薪火での寒茶が!

薪火の熱量と香りがお茶にどのように影響するか楽しみです。

 

今年もどのようなお茶と出会うのか、またどんなお茶を作り出せるのか、脳髄に響くようなお茶との出会いを求めて未知なる領域への好奇心が動き出しています。

いつか皆様と共有できる機会があれば嬉しい限りです。

当日のご案内となってしまいましたが、本日、明日と大阪OMMビル2階にで【大大阪お茶会】が開催されます。
 
 
心樹庵も昨年と同じ場所(入口対角線の窓際)にてゆるゆると皆様のお越しをお待ちしております。
茶葉は少量パックで選びやすくお求めやすくなっております。
試飲茶もございますので、マイ茶杯のご持参大歓迎です♪
寒い折ではありますが、会場内は温かいので脱ぎ着しやすい服装がおすすめです。
 

 
万古の大槻俊さんの作品は登り窯の薪火焼成に加え窯変急須もございますので、ぜひ直接ご覧いただきこの美しい輝きを感じてください。

 

天候の関係で交通機関や道路状況もイレギュラーになりますが、無事に会場でお会いできることを楽しみにしております。

遅ればせではございますが、新年あけましておめでとうございます。

2026年が皆様にとって穏やかで心豊かな一年となりますようお祈り申し上げます。

 

 

帰省ドライブ中の沼津SAでタイミングよく初日の出を見ることができました。

元旦の日の出は意外や人生初(^^;

 

 

振り返れば2025年は2月の雪が残る南山城村武助山(中生代後期白亜紀)の寒茶作りから始まり、

 

 

静岡県天竜(中生代前期白亜紀)、高知県佐川(中生代前期ジュラ紀)、徳島県祖谷(中生代前期白亜紀)、滋賀県政所(新生代第四紀)、宮崎県五ヶ瀬(古生代ペルム紀)と様々な地質年代の自生茶樹もしくは耕作放棄茶樹、老茶樹などを原料にお茶を作ることができました。

快く摘ませていただいた山や茶園の持ち主様にも本当に感謝です。

 

 

 

自生茶樹や剪定していない耕作放棄茶樹は芽数がとても少なく、自然と一芽一芽に地球の恵みへの感謝が生まれます。

 

 

地質、茶樹以外にも薪を燃料とすることもこだわりのひとつ。

 

 

10年前から作り始めた白茶に加え、薪釜での釜炒り緑茶、天日干し釜炒り茶、紅茶、夏のウンカ芽を使った蜜香紅茶、寒茶とレパートリーもだいぶ増えました。

作り続けていくことで少しずつ自分たちの追い求めたい茶の姿が見えてきたような気がします。

水探しやお茶作りは私たちにとって生涯のテーマ的なものであり、一生かかっても最終的な答えは出ないかもしれません。

でも分からないからこそ探求心が湧き上がるのだと思います。

 

また、昨年は福建省太姥山、武夷山、貴州省斗篷山、四川省峨眉山、江西省廬山などいろいろな地形や地質の山を訪れることができました。

大陸の果てしなく大きな自然に包まれ、地質や地形だけでなく、気候や文化、歴史など様々な要素が加わってその土地ならではの茶が生まれることを改めて実感します。

 

 
 
2026年も色々な発見や気づきを得て、(もう少しこまめに💦)ブログに書きたいと思います。(今年の抱負)

 

 

そして、今年からご縁をいただき、三重県万古で急須を作られている大槻俊さんの作品を心樹庵でも扱わせていただくことになりました。

自ら地質年代まで選びぬいた原土を水簸した紫泥の登り窯焼成の急須が主になります。

耐火度のネックを超え、薪火で三日間焼き締められた急須の肌は滑らかで美しく、温かみと奥深い光が内側から湧き出ています。

注ぎ口から放つ美しい放物線からも大槻さんの作品への想いや技術の高さが伝わってきます。

オンラインショップに用意ができましたら改めてご紹介させていただきますので、よろしくお願いいたします。

1月24日・25日の大大阪お茶会にも何点か持っていく予定ですので、ご興味のある方はぜひお手に取ってご覧ください。

 

 

長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

 

馬ほどの勢いはなくてもどのような環境でも自分なりの一歩が踏み出せる、そんな一年となりますように…